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男嫌い魔法使いエルフ  作者: お茶のこ
第1章 エルフの村
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第6話 この想いを魔法に込めて

「それで、討伐にはいつ行くつもりなの?」

「今から行きます、早い方が良いでしょう」

こうしてる今もドラゴンは森を荒らしているかもしれない。だったら今すぐにでも行かないと。

「そう…本当に無理はしないでね?助けてくれた時に魔法の威力は見ていたからアリスちゃんが強いのはわかってる。でもやっぱり心配なの。討伐は失敗でも良い。だから…絶対に帰って来てね…?」

リンさんはいい人だ。さっき会ったばかりの私をこんなに心配してくれるなんて。それに…まるで母親のようだ。前世では母を早くに亡くし、父は仕事一筋。たまに帰って来ても私に暴力を振るい、暴言を浴びせてきた。こんな風に心配されるのは初めてだ。どうしてもその気持ちに甘えたくなる。もしも母が生きていたらこんな風に心配してくれたのかな…

「はい、絶対に生きて帰ってきます。だから安心して待っててくださいね?」

精一杯の笑顔でそう返す。そして私は家を後にしてドラゴンの討伐に向かう。私は魔法を使いこなす方法なんて知らない。ただ魔法の使い方を知っているだけ。知っているのと使えるのとでは違う。それは分かっている。もしかしたらさっき使った風の魔法以外弱いかもしれない。でも私に力を授けた神は言っていた。考え方で魔法が強くなる事もあると。だから私は、大切なものを守りたいという気持ちを魔法に込めて全力で戦うんだ。

次回初めて戦闘シーンを書こうと思います。上手く表現できるか心配ですが頑張ります。

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