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男嫌い魔法使いエルフ  作者: お茶のこ
第2章 人間の町
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第18話 ギルドへ行く

「お久しぶりです、アキ様」


町に着くと入り口には門番と思われる人がいた。この世界に来て初めて会う男の人。前世のことがあるのでアリスはどうしても恐怖の対象となってしまう


「久しぶり、何か変わったことはあったかしら?」

「いえ、特にはないですね。いつも通りこの町は平和です」

「そう、なら良かった」


門番と親しげに話すアキ。少し話した後門番はある事に気付いた。


「あれ、そういえば護衛の冒険者はどうしたんですか?あとその子はどなたです?」

「ああ、あの冒険者なら逃げたわよ…盗賊に襲われてた時真っ先に逃げて行ったわ…」

「は!?アキ様の護衛を放棄して逃げたのですか!?なんと愚かな…」

「酷いわよね…あとこの方はその時に助けてくれたアリスさん。旅人らしくて町を探してたからそのまま同行してもらったの」

「この子が旅人ですか、珍しいですね。まぁアキ様が信用しているなら大丈夫でしょう。ようこそ」


笑顔で挨拶をしてくれるがアリスはアキの後ろに隠れて挨拶を返す事ができない。そのことを不思議に思ったアキはアリスに尋ねた。


「どうしたんですか?」

「じ、実は過去にトラウマがあって男性が怖いんです…ご、ごめんなさい…」


アリスは震える体で精一杯の声を出す。アキはそれを聞き、これ以上ここにいるのはまずいと思い話しをやめて町に入ることにした


「じゃあ町に入らせてもらうわね」

「はい、どうぞ」


その後捕まえた盗賊達を門番に引き渡し何事もなく町に入った

盗賊達を見た門番が驚いていたがアキがアリスの活躍で捕まえたことを伝えるとさらに驚いていた。


「ごめんなさい…」

「大丈夫ですよ、誰でも苦手なものはありますから」


町を歩きつつアキはアリスを慰める。先ほどのアリスの反応を見てアキは少しの間一緒にいてあげるべきだと思い、アリスと行動を共にすることにした。


「とりあえずギルドに行きますか?冒険者になるんですよね?」

「はい、お願いします」


ここに来る途中で話していたギルドに向かうことにした。ギルドではたまに初心者をバカにするような者もいるがアキは自分がいるなら問題はないだろうと考えた。

アリスは気づいていないが、実はアキはこの町ではかなり有名な商人だったのだ。そんな有名人が連れて行る人をバカにするなど何をされるかわからないと恐れて誰も近づけないのである。


「ここがギルドよ」


少しすると大きな建物の前に着いた。どうやらここがギルドらしい。

中に入ると武器を持った人や一般人と思われる人たちで賑わっている。もちろん男性も多いためアリスはアキから離れないようにくっついて歩いた。


(か、可愛いわね…物凄く強いのに守ってあげたくなるギャップが凄いわ…)


アキはアリスのそんな様子に内心ドキドキしていた。


「こんにちは、アキ様。旅はどうでしたか?」

「ええ、短い間だったけど充実していたわ、色々と新たな発見もあったし。そうだ、護衛にしたあの冒険者は盗賊に出会った途端に逃げて行ったわ。対処しておいてくれる?」

「ええ!?なんて事を!それより大丈夫でしたか!?」

「この方が助けてくれたの」


アキはアリスを紹介する。またしてもアリスは驚かれてしまう。


「え…この子ですか?まぁアキ様が言うなら本当なのでしょうけど…」

「もちろん嘘なんてつかないわよ。それより冒険者登録をお願いできる?」

「この方のですね、わかりました。こちらに名前と職業をお願いします」


アリスは言われた通り渡された紙に

名前:アリス

職業:魔法使い

と記入した。


「魔法使いのアリスさん…ですね。はい、ありがとうございます。少々お待ちください」


そう言って受付の人が後ろの方に行ったので少し待つとカードを渡された。


「こちらが冒険者カードです。これがあれば身分の証明ができます。失くしてしまうと再発行が面倒なので気をつけてください」

「わかりました」


冒険者カードと言われたものをみると

名前 アリス

職業 魔法使い

性別 女

ランク E

と書かれていた


「それでは冒険者について説明させていただきますね」

書いてる途中に間違いに気づいて書き直したりしてました。もしまだ変なところがあれば随時編集していきます。

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