第15話 旅立ち
あっという間に旅立ちの日になった。消耗品を買ったり、食料を準備していたら時間はすぐに過ぎていた。
旅立ちの当日
「いよいよ出発の日ね」
「はい、短い間でしたがお世話になりました」
「もう…そんなに丁寧じゃなくていいのに…。いつでも好きな時に帰って来ていいからね」
「はい、その時までは男性が苦手なのを克服しておくので旦那さんにご挨拶させてくださいね」
「ええもちろん良いわよ。帰ってくるのを楽しみにしてるわね」
リンさんに最後の挨拶をする。寂しいけどまた会えるように頑張ろう。
「おねーちゃん、行っちゃうの?」
「うん、また帰ってくるからその時は一緒に遊ぼうね」
「うん!頑張ってね!」
「ありがとう」
リリーちゃんともお別れをする。あんまり遊んであげられなかったけどまるで実の姉のように慕ってくれるのでついつい笑顔になってしまう。癒しの存在だなー
「そうだ、これを渡しておかないとね。はい、どうぞ」
「え?これは…?」
リンさんから杖のようなものをもらう
「精霊の木が素材になっている特別な杖よ。装備すると魔力を高めてくれるの。凄く頑丈だから壊れないはずよ」
「そんな貴重なものを貰っても良いんですか?」
「ええ、村の人達に旅に出ることを話したらぜひ持って行って欲しいって言ってくれたの。みんなアリスちゃんには感謝してるし頑張ってほしいとも思ってるのよ」
「そうなんですか…ありがとうございます!大切に使わせていただきます」
村の人達からのプレゼント。凄く嬉しいサプライズだ。今ならどんな魔法も上手く使える気がする。肌身離さず持ってよう。
「じゃあそろそろ行きますね」
「そうね、いつまでもこうして話しているわけにもいかないし…。いってらっしゃい」
お別れの時を悲しい顔をして済ませてはいけない。だから私は笑顔で言った。
「行ってきます、おかあさん」
それからしばらく都市があるという東を目指してアリスは歩いていた。この森は広いので抜けるまでにはまだ時間がかかる。
「景色を楽しみながら行こうか…まだまだ旅は始まったばかりだしのんびり行こう」
焦っても仕方ないよね。自分のペースでゆっくり歩くんだ。
アリスは歩きながらプレゼントされた杖を鑑定する。
名前 精霊の杖
種類 杖
効果 所持者の魔力をかなり高める。
説明 エルフの村に存在する精霊の木を素材に作られた特別な杖。魔力が込められているため非常に強力な魔法を操ることができる。この杖はエルフにしか使うことができず、他種族が持つとただの木の棒に変わってしまう。
レア度 EX
…なんて言うかとんでもないな。レア度EXって。やっぱり精霊の木を使っているんだから普通なわけないよね。でもこれがあればもっと魔法を使えるようになりそうだね。ありがたい。
魔法の練習をしながら歩こうかなー
アイテムのレア度は順番に並べると
D 簡単に手に入る
C 比較的簡単に手に入る
B 多くのモンスターからドロップ
A 一部のモンスターからドロップ
S 特殊なモンスターからドロップ
SS 条件不明
EX 存在が確認されていない
こんな感じです。1分で考えたので分かりづらいかもしれませんがご了承ください。




