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男嫌い魔法使いエルフ  作者: お茶のこ
第1章 エルフの村
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第14話 決意

毎日投稿頑張ろうと思ってたのに寝落ちして気づいたら日付変わってたので毎日投稿諦めました。

マイペースに書いていきます

「村を出る…?」

「はい、2日後に旅に出ようと思ってます」


リンさんは驚いていた。突然のことだから仕方ないね。きっと心配してくれているんだろう。でも私にはやらないといけないことがある。


「村の外は危険なのよ、人間もいるの。私たちエルフは珍しい種族なんだから本当に危険なの。それをわかって言ってるの?」


リンさんは少し怒っているように見える。わざわざ自分から危険なところに行く必要は無いと思うのも理解できる。この村にいたらきっと幸せに暮らせるだろう。でもそれだけで良いのか?自分が幸せになるだけで良いのか?

自分のような苦しみを背負って生き続けている人を見過ごすことなんてやっぱりできない。

だから私は旅に出るんだ。世界中の人を助けて笑顔にする。

子供みたいな考えだと言われればそうかもしれない。でもそれでいい。例え子供っぽい考えでも実行できれば関係ないし。


「わかってます。図書館でエルフが奴隷として捕らえられた事件についても見ました」

「じゃあ…!」

「だからこそ旅に出るんです。無茶なことだとは分かってます。でも私はその人達を救いたい。私は苦しんでる人の助けになりたいんです」


心配してくれるのはありがたいし嬉しい。でも諦めるわけにはいけないんだ。

…そうだ、私の前世について話してしまおうか。なぜ私が苦しんでいる人を救いたいのか分かってもらえたら良いんだけど。


アリスは自分の前世について詳しく話した。元は自殺してしまったこと、転生してきたこと、男達に嫌がらせを受けていたことなどを話した。でも私は嘘をついた。人間だったことは隠している。せっかく見つけた幸せを壊したくないんだ。これだけは隠す。やっぱり私は汚い人間かもね…


「だから私は苦しんでる人を見過ごせないんです」

「…なぜそんな考えを持っているかは分かったわ。でも他の人まで救う必要は無いんじゃないかしら。あなたは苦労してきたのよ?だったら幸せになる権利くらいあるでしょう?」

「そうですね、そうかもしれません。でも私は苦しんでる時に誰も助けてくれなかったんです。だからその辛さを知っている。そんな時助けてくれる誰かがいるだけでどれだけの救いになるのか分かっています。私は救える側になりたいんです」


私の考えは全て言った。あとはリンさんの返答を待つのみ。


「…そう。やっぱりアリスちゃんは優しいのね。でもやっぱり心配なの。せっかく出会った同族…いえ、家族を失うのは嫌なの。だからね…」


何かを決意したかのようにリンは最後の言葉を述べた。


「必ず、生きて帰ってきてね」

「…!はい!絶対に帰ってきます!」

「あ、それともう一つ」

「え?何ですか?」


突然ギュッとされた。温かい…じゃなくて何で!?嬉しいけど…


「たくさん苦労してきたのね、でも今度こそは幸せになって良いのよ」

「っ…!」


あぁ…ダメだよおかあさん。そんなに優しくされたらまた泣いちゃうじゃない。心配させないように我慢しようと思ってたのに。以前はこんなに涙を流したりしなかった。おかあさんに出会って変わったのだろうか。

その後私は子供のように泣き疲れ眠りについた。もはや恥ずかしいとかは思わなくなってしまった。

アリスはこの家、そしてこの家族に馴染んでいた。


翌日

旅に出る許可をもらえた。説得には苦労したがそれだけ大切に想ってくれていると考えると嬉しくなってくる。

リンさんとリリーちゃんに…優しいおかあさんと可愛い妹に悲しい顔をさせるわけにはいかない。

私は必ず生きて帰ってくる。もちろん目的を達成して胸を張って帰ってくるんだ!

アリスは決意を新たにして旅の準備を始めるのだった。

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