ネーミング 漫才風ショート・ショート
「白木です」
「黒田で~す」
「二人合わせて、グレイです」
「ボーカルの…」
「もういいよ。グレイって僕が白木でこいつが黒田。
融合してグレイ(灰色)になるからです」
「融合!融合!!」
「抱き付くなよ。気持ち悪い」
「そんなに気持ち悪い?」
「本当に気持ち悪かったら、こんなネタ入れないよ」
「融合!」
「もういいだろ…
終わっちゃうだろう」
「お疲れ様でした~」
「帰ろうとするなよ。何の話もしてないだろう」
「グレイ!」
「ああ、俺たちのコンビ名な。
でも、この名前、俺たちにピッタリだな」
「融合、グレイ!」
「確かにヒサロで焼いたお前と色白の俺がくっついて、
遠くから見ればグレイかもな」
「ピッタリ!」
「頬をくっつけるなよ。
でも世の中にはおかしいネーミングもあるよな」
「覚せい剤!」
「いきなり重いのから来るな~」
「覚醒!」
「確かにな~、覚醒する薬なら悪い物とは思えないよな。
ちょっと、待てよ。何ギターを持っている格好しているだ。
危ないから次へ行くぞ。他にはないのか」
「スマホ、スマホ」
「スマートフォンのどこがだよ」
「全然、スマートじゃないよ
「タッチパネルでボタンが無くて、本体もスマートだろう」
「でも、電話じゃない」
「む~ん」
「スマートPC」
「お~、確かにな。たまには鋭いこと言うなあ。
まあ、電話としては複雑だな」
「俺、鋭~い!」
「そんな鼻高々なポーズを取るなよ。
顎が上がってるぞ。顎も鋭いな。
下におろしてやるよ」
「顎を持っちゃダメ」
「ごめん、ごめん。あそうだ。
俺も一つ、違和感がある名前を思いついた」
「何、何?」
「おにぎり。コンビニのおにぎり」
「どうして?」
「だって、握ってないだろう。
握っても、結んでもないのに、おにぎりとかお結びはダメだろ」
「握ってるよ!」
「あんな数、握れないだろう」
「握ってる。機械で握っている」
「本当か~」
「○イレブン!」
「凄いじゃないか」
「凄い!凄い!○イレブン」
「金もらってるのか?」
「貰ってる。貰ってる。この番組のスポンサー」
「凄いぞ、○イレブン!お後がよろしいようで」
面白かったら、『ブラック企業』も読んでください!




