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プロローグ
雪原の中にたたずむ黒髪の女性
彼女の前に金色の光が現れる、そして問うのだ
ー南の柱が役目を終えた
汝は乞い焦がれる相手はいるか?ー
彼女は口元に嘲笑を浮かべながら答える
「そう、あの女は努力する事をやめたのね、
私たちを巻き込むだけ巻き込んで・・・
ええ、乞い焦がれる相手はいるわ、私の可愛いあの子。」
ーこの歪な世界に喚んでも汝は後悔しないか?ー
彼女は花が咲いたような笑顔を浮かべた
「えぇ、あの子は私が鍛えたんだもの、楽しんでくれるわ。
これから楽しくなるわね。
私もあの子に負けないように頑張らなきゃ」
ー汝の想う相手を喚ぼう、新たな柱としてー
そう告げて、金色の光が消えた
彼女は、誰もいない空間にむけて言葉を紡ぐ
「私の可愛い、ねこちゃん
この囚われの世界で遊びましょ」
この回だけシリアス風味なんです、基本ほのぼのの予定です。
頑張って連載するぞ〜