第四話
、、、あれ、、、?
なんか、、、身体全体が、、、物凄いスピードで落ちている感覚が、、、
落ちている感覚、、、
落ちている・・・・・
落ちてるううううううう!!!!?
目を完全に覚めた時には、空の上でした。
「いやあああああああっっ!!!!」
えっえっ!!?なんでえええ!!?私、さっきまで女の人と話したよねええええ!!?
「なんで空の上にいるのおおおお!!!?てか、ここどこ!!?いや、その前に落ちるううううーーーー!?」
雪成は、只今混乱中。
「たすけてえええええええ!!!!」
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ある一人の少年は、剣の修行を終えて自宅に帰るところだった。
「ハァハァ・・・ぐはー!!疲れた!!まさか、あんなところに熊の住み家があるなんてきいてねぇーよっ!!!!」
すいません。訂正すると、へたれな少年は剣の修行をしていた途中に多くの熊と遭遇してしまい、これは無理だと考え全速力で逃げて落ち着いているところであった。
「・・・なんか、誰かにバカにした言い方されているような・・・」
気にしないでください。
「まぁーいいや。それにしても・・・暇だー;もう一回、修行してくっかな?」
熊がいない場所で!
へたれな少年は心底そう思った。
「さーてと、また行くとするかっ!」
へたれな少年が歩きだそうと瞬間、空の上から声が聞こえた。
「たすけてえええええーーーー!!!!」
「ん?」
へたれな少年は、上を見た。
すると、先ほど空から落ちていることに混乱していた雪成が、へたれな少年に向かって落ちてきていた。
へたれな少年は、そんな雪成を見てこう叫んだ。
「空飛ぶ、豚ああああ!!?」
「ちがうわああああっっ!!!!」
へたれなダメ少年は、仮にも女である雪成に対してデリカシーのない言葉を放ったが、仮にも女である雪成は華麗にツッコんだ。
「「ナレーターは、黙れええええ!!!!」」
すみませんでした。
「ちっ・・・しょうがない・・・日々練習してきたあの技をここで出すしかないか・・・」
雪成は、手をクロスして、そして・・・
「必殺!!雪成ウルトラスペシャルアターーーークっ!!!!」
この世の者とは思えない、ダサい名前の必殺技をへたれな少年に向かって発動した。
ドカッ!!
「ぐえっ!?」
へたれな少年に、1000ダメージを与えた。
こうして、訳のわからない出会い方をした二人であった。