第三話
------ここは、、、どこ、、、?
私、、、、死んだの?
じゃあ、、、ここは天国、、、?
すると、暗かった場所が急にバッと明るく光った。
目の前に、、、あの夢に出た女の人がいた、、、
「せ、、、つな、、、私たちの、、、戦士、、、」
真っ黒に染まった髪に、空のような綺麗な目の色、、、
「私たちを、、、助けて、、、」
私は、驚きのあまり閉ざしてしまった口を開けて
「あのっ!あなたはっ・・・」
質問を投げかけようとしたら、またあの明るい光が私を照らした。
「っ!!眩しいっ!!」
そして、また私の意識が薄れた、、、
『あはは・・・私、嫌われてるじゃんっ・・・』
友情と恋の二つの悲しい現実。
『母さん・・・俺のせいで・・・』
大切な人を守れなかった自分の弱さ。
『・・・れみちゃん・・・』
自分の意思を言えずに起きてしまったすれ違い。
『はぁ・・・かなわないなぁっ・・・』
ずっと想い続けた切ない恋心。
『俺に居場所なんて・・・』
自分の居場所がほしいと願う心。
『父上・・・俺は・・・』
厳しさに耐えられない本当の自分。
こうして、彼女との出会いが雪成とこれから会う、五人の戦士たちの運命を変えていくのであった、、、