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光の巫女と六人の戦士たち  作者: 相模 雪成
第六章 忍び寄る黒い影
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第四話

大丈夫の一言も言ってくれなかった・・・


今までも、誰一人辛い時側にいてくれなかった・・・


友達・・・私、本当はいなかったんじゃないのかな・・・


きっと、昔から・・・



雪成の心の中は、ボロボロだった、、、



私の気持ちも最悪な形で直樹君に知られてしまった、、、


もうっ・・・いやだよぉ・・・



バンッ!!


雪成は、思いっつきり机を叩きつけた。


そして、彼女は気持ちを抑えて、、、


「なに言ってんの、私があいつを好きなんてありえないから~」



嘘をついた。


「えーうそ!?」


「好きだったんじゃないの!?」


私の周りにいた女の子たちは、驚いた顔をして雪成に聞き返した。


「うん!そういう風に見えただけでしょう?私があんな奴、好きになるわけないじゃん!!」


苦しい、、、


「なーんだ、つまんねぇーの」


男子のその一言から、みんなはさっきのことはなかったように、別の話をし始めた。


「あっ直樹!そういえば、今日こんなことがあったんだよ!!」


「マジで!?すげーな!!」


「茜ちゃん!この前借りたさ・・・」


「ああ、あれね!」







いつも通りの何気ない会話、笑い声、、、


 

ギュッ・・・


そんな光景がなぜか、私の心をきつく締め付けた。






「これで・・・いいんだ・・・」



雪成は、一人寂しくそうつぶやいた、、、

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