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第二話
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「はぁ・・・」
やっぱり、気になるな・・・あの夢。
「うーん・・・・」
バンッ!!
「雪成!おっはようっっ!!」
「っ・・・たくっ思いっきり背中叩かないでよー・・・」
誰かと思えば、茜じゃん・・・
あーまだ背中がヒリヒリするよ(汗
「ごめん、ごめん!てかさ、朝からため息なんてらしくないぞ?」
「んー・・・ちょっと考え事?」
夢のことだけど
「ふーん、まっ雪成のことだから、くだらないことに悩んでるんでしょ?いつもどんな時でもヘラヘラしてるからねー」
・・・まただ・・・・
「別にくだらないことじゃないんだけど・・・」
「はいはい、あっー!!宿題やるの忘れた!!じゃっ!雪成、先に行ってるねー!また、教室でっ!」
という言葉を残して、茜は走っていった。
「・・・」
また・・・私の悩みを聞こうとしてくれなかった・・・・
私はモヤモヤな気持ちを心に残したまま、重い足をあげ、学校へ向かった。