番外編18 陽キャ男子は不安な話。
藤咲どこ行ったんだろう。……危ないのに、どうして一番後ろを歩かせちゃったんだろう。
……そうだ。俺、怖かったんだ。藤咲がこっちを見てくれなくて、……避けらてるんじゃないかと怖くて。それで、伊織と歩いたんだ。
でも、なんで? どうして、会話どころか目も合わせてくれないんだ……? 俺、何かした?
ずっと、これが頭に浮かんでる。
理由を教えてほしい。何か気に触ったなら教えてほしい。
俺を嫌ってるわけじゃない、そう言ってほしい――。
♪(通知音)~~
握りしめていたスマホから音がして、すぐにLIMEを開く。
伊織からだった。なんでグループじゃなくて個人に来ていたのか、それは不思議に思わなかった。思っている余裕がなかった。
『藤咲見つけた。場所は●●あたり』
良かった! 無事に見つかったのか。
だが俺は安堵しつつ、なぜか悔しさも感じていた。
『俺もそっち行く』
俺もその場所へ向かうことにした。
「あ、いた」
走ること二分。藤咲を見つけた。
なんだ、スマホ持ってたんだ。
……そういえば、伊織がいない。どこに行ったんだろう。
でも伊織を探すより、藤咲に早く声掛けた方が良いよな。
そう決めて、俺は藤咲の前に駆け寄る。
「良かった。見つかって」
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