表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3人の義理の妹が全員闇持ちで毎日大変なんだが  作者: ʕ•̫͡•ʔ
【第一章】ぎこちない関係
1/37

義理の妹が出来ることになったんだが

いつも通りに八時半を刺した腕時計を横目にドアノブを捻り家の中へと足を踏み入れる。

相変わらず俺と親父は適当なところが似通っていて、家の施錠なんて今まで一度もした事がない。



いつもは真っ暗なはずの家の中は明るくて、靴を見れば親父の靴が置かれてあった。

いつも深夜遅くに帰宅し、日が昇る頃には家を去って仕事に打ち込んでいる親父。



別に関係が悪い訳じゃないが、話す事はあまりなかった。

そんな事もあって親父が早帰りしていると思った俺は心の奥で嬉しく騒いでいた。



リビングに入るとテレビを真剣な趣で見ている親父がいた。

その後ろ姿には何となくだがいつもの親父とは違う感じがして、俺は声をかけないまま椅子に腰を下ろした。

物音で気付いたのか親父は振り向き俺を認めると、


「帰ってたのか。只今くらい言ってけよわからないだろうよ」


と少し笑みを浮かべながら俺にそう言葉を放つ。

その笑顔につられて俺も微笑しつつ、口を動かす。


「いやなんか今日の親父がいつもと違う感じがしてな。何となく声が掛けずらかったんだ」

「まぁ、いつも通りじゃないことはお前の言う通りだ。察しがいい息子だよ」


イマイチ褒められているのか分からなかったが、そんな事はすぐに忘れた。

それよりも普段通りではない理由を俺は知りたかった。


「......単刀直入に聞くが、何があったんだ?」


固唾を飲み、勇気を振り絞って聞いた俺の言葉。

そんな俺とは裏腹に、親父はなんの変哲もなく軽く、いい放つのだった。


「俺、再婚するよ。あ、妹も出来るぞ」

と。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ