第一章 終わりと始まり
題名はペトリコールです。由来はなんか渋くてかっこよかったからです。渋カッコです。内容は大きく言うと異能力バトル系小説です。仕事が暇で暇でしょうがなかったのでいろいろな能力とか技とか考えてたら自分は何を思ったのか小説に手を出していましたw。設定もいろいろ考えてしまったのでどうせならとことんまでやってみようと思ってこの投稿サイトまで足を運びました。初めて描いた作品なので生暖かい目で見てやってください。それでは、どうぞ。
二千二十五年十一月二十五日 クリスマスの一か月前という何とも中途半端な時期に、
僕は・・・・・人を殺してしまった。
作・紫龍 なの
「蓮ーご飯できたわよー起きてらっしゃーい」
「う~ん、、、」
カーテンから差し込む僅かな朝日と鳥の声、聞きなれた母の声で目が覚める。毎度毎度朝の丁度七時に起こしてくれるのは、思春期ながらありがたいと感じるし尊敬の念すら覚えるものだ。重たい体を起こし、目をこすりながら一階へ降りる。
「あ~らやっと起きた。この寝坊助さん。」
いつも通りの母の明るい口調と焼けるベーコンの匂い、コーヒーを片手に新聞紙を広げる父とテレビで流れる製薬製品広告の音が僕を出迎えてくれた。
俺の名前は黒瀬 如蓮私立東園高等学校に通っているごくごく普通の高校二年生だ。
「今日は何?母さん」
僕はぶっきらぼうに母さんに朝のメニューを訪ねる。
「今日は目玉焼きとベーコンそれにフランスパンよ。」
「またそれかよ~今日で何回目なわけ?」
ここ一週間ずっと同じメニューだ。さすがに飽きた、、、
「あら、今日はフランスパンにレーズンを入れてみたし目玉焼きは醤油で味付けよ?」
「ほとんど一緒じゃんか~」
僕はあきれながら返答する。文句を言っても始まらない。僕は十分少々で朝食を済ませ歯を磨き、身支度を整えて玄関を飛び出した。僕の住んでいる町は背の低い一戸建ての住宅が規則正しく並んでいる比較的奇麗な町だ。都会の轟轟とした車の音や明るすぎるビルの広告、まるでゴミ山をひっくり返したような人の数で埋め尽くされる都会に嫌気がさした両親は静かで治安もいいどこにでもあるようなこの場所に家を構えた。子供の僕からしたら若者であふれかえり流行に敏感なキラキラとした街に憧れを持っているものだから両親の考えはよくわからない。意味不明だ。そんなことを思っているうちに学校へ着いてしまった。
「学校は立派なんだよなぁ、、、」
両親は都会に憧れている僕に気を使ってくれたのか校舎もきれいで市内でも屈指に評判のいいこの私立東園高等学校に転校させてくれた。しかし僕は何を思ったのか転校生だからこの学校を変えてやろうとクラスのいじめられている日陰者の田中を庇ったら翌日から主犯格たちに目を付けられ遂にはイジメの標的が僕に変わった。僕はあいつらに見つからないようにみんなより少し遅れてホームルーム開始ギリギリに間に合うように校門に入る。あと少しで校舎に入るところで聞き覚えのある声に呼び止められる。
「お~いツンツン野郎!こっちこいよ~」
声の主はすぐに分かった。振り返ると体育館の裏の陰に隠れてタバコを吸っている青野と金髪の山本、金属バットを肩に添えている後藤達の姿があった。
「耐えなきゃいけないんだ、、、」
教師に相談しようものならすぐに両親を呼ばれるだろう。やっと平穏を手に入れた父さんと母さんに迷惑はかけられない。僕はボソッと呟いて後藤達のほうへ足を進める。
「今日もちゃ~んと持ってきたんだろうなぁ?」
後藤が煽るように問いかける。僕は数か月ほど前から金を毟り取られている。最初は一か月に一回ペースで月々のバイト代で賄えていたが、最近は毎日要求してくる。財布の中身はすっからかん、僕はとうとう父の財布からこっそりお金を盗む行為に走った。自分で自分が嫌になる。僕は震えながら後藤達に千円札を二枚渡した。
突然顔面に衝撃が走る。殴られたのだ。唇の上に温かいものが垂れる。僕は顔を覆いながら地面へ倒れた。
「毎回毎回少ねえんだよ!」
「へっ!馬鹿なやつだぜ」
倒れた僕に青野と山本は容赦なく蹴りを食らわせる。イジメの標的になったことにより圧倒的スクールカースト底辺にいる僕に救いは来ない。転入時仲良くしていたやつも、教師も、イジメから助けてやった田中でさえも、誰も助けてはくれないのだ。一頻り僕を蹴り終えた後、ヤンキー座りをしていた後藤が僕の胸ぐらをつかみ軽々と持ち上げる。
「次は容赦しねぇぞ。ヒーロー気取り。」
勢いをつけたとどめのパンチをモロに食らい僕は地面に仰向けになった。僕の頭が石に当たっただとか、後ろから反撃しないかだとかも気にせず一仕事終えたかのように後藤達は肩で風を切りながら始業のチャイムが鳴る校舎へ入っていった。ゆっくりと時間が流れてゆく。鼓動が鳴るたび顔の血管がジンジンとなる感触。ゆっくりと東の方向に流れていく雲。体育館での授業の挨拶。僕は時の傍観者となった気分で殴られても、後藤達にコケにされても逆に清々しい気分になっていた。始業か終業かのチャイムが鳴り響く校内。一体どれくらいの時間が経ったであろう。僕はむくっと起き上がり、体育館のひんやりとした壁に背をつける。スマホの時計を見るとどうやらまだ二時限目だ。
「フッ、、、」
情けない自分になのか、流れる時間の遅さからか、僕は何やらおかしくて笑ってしまった。
「なぁに笑ってるのよ!」
明るい口調の声の主はすぐに分かった。首を斜めにして上を向くと体育館の二階からこちらを見下す沖縄の真っ青な海を彷彿とさせる奇麗な碧眼と目があった。腐れ縁の幼馴染、成瀬 南だ。銀色のショートヘアーが特徴で小さめのアイドルのようなかわいらしい顔つきに成績優秀、運動神経は抜群、おまけに学校には彼女のファンクラブがいくつも存在しているまさに才色兼備。完璧な人間だ。僕より一年遅くこの町に越してきて偶然同じ高校に編入してきた。僕はそんな彼女にひそかに憧れていたのと同時に小さいころからの幼馴染ということもあってかなりの劣等感を感じていた。成瀬が手すりを掴みながら階段を降りてくる。
「何しに来たんだよ」
独りで笑っているのを見られた恥ずかしい思いと彼女に話しかけてもらえたという嬉しい思いを悟られないようついぶっきらぼうに返してしまった。
「何しに来たじゃないわよ~、この学校のアイドル、ミナちゃんがせっかく心配してあげてるのに~。」
成瀬は頬をぷく~っと膨らませて返答する。「はぁあ、また後藤達に殴られちゃったよ。」と笑って誤魔化すわけにもいかないしどうしたものかと表情を曇らせていると元気づけるように成瀬が会話を続ける。
「ま~たいじめられたの?なっさけないわね~。私なら相手が何人かかってこようとこの右手でふっとばしてやるのに!」
成瀬は枝のような右腕に力こぶを作ろうとしているが腕の太さは全く変わらない。はぁ全く昔からいじりやすい奴だ。そのいじりやすさに何度救われてきたことか。
「そのほっそい腕でどうやって勝つんだよ!」
僕は成瀬の発言と現状のギャップに挟まれながら元気が出て思わず茶化した。彼女の額に血管が浮き出る僕は首を腕で絞められた。
「イデデッ‼ジョークジョーク‼冗談ですよ女神様ぁ!」
そういえば俺、小さい頃も茶化してはよく絞められてたっけ、、、「ハハッ、人は変わんないなぁ、、、」僕は苦笑いしながら気絶した。
目を覚めるとふかふかのベットと薄ピンクのカーテンに囲まれていた。どうやら保健室まで成瀬が運んでくれたみたいだ。カーテンの向こう側から保健室の先生と成瀬の声が聞こえる。こっそりカーテンを開けてみた。
「あなたこれで何回目なわけ⁉今日という今日は親御さんに言いつけちゃうんだからね⁉」
どうやら僕を気絶させたことで南がこっぴどく叱られている。ようだが普段温厚な先生はあまり怒りなれていないのかちっとも怖くない。
「ふぇ~ん、ごめんなさぁ~い、、、グスン、、、」
にもかかわらず成瀬は涙の溢れそうな両目に手の甲を当てて謝っている。俺はその光景がおかしくて吹き出してしまった。
「なんで笑うのよぉ~」
こちらに気付いた南が我慢できず泣き出してしまった。
「なんで泣くんだよ、、、」
俺は溜息を吐いて苦笑いしながら南を見つめる。
「はいはい、目が覚めたら帰りなさい?もうお夕食の時間よ?」
「ゲッ!もうそんな時間?」
時計を見ると午後の七時を指していた。
「母さんに怒られちゃうよ~」
俺は急いで保健室の隅に置いてある鞄をとり家に帰ろうと保健室のドアに手をかけると
「ちょっと待ちなさい、こ~んな夜更けに女の子を一人で帰らせるわけ?」
先生が呼び止める。僕と南は顔を見合わせた。
「えっ」「ふぇ?、、、」
・
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「いやぁ~それにしてもよくあんな細い腕からゴリラ並みの力が出るよな~」
頭の後ろで手を組みながら感心したように会話を始める。
「うっさいわね!あんた、もう一度気絶したい?」
南が顔の前で握りこぶしを作りながら脅してくる。
「あははは、美少女アイドル成瀬様には敵いませんなぁ、、、」
俺は苦笑いしながら返答する。南の家は俺の家のすぐ隣で小学生の頃は毎日一緒に登校していたが中学生に上がるとの周り同級生の目が気になり一緒に登校できなくなっていた。転校してからも俺が南を避けていたのもあってあまり会話をすることがなくなっていた、がいじめにあったことで再び南が気にかけてくれて話すことが増えた。いじめを誰にも報告しない理由にそれもあった。ほかの誰にも言えないけど、南は俺の心の大きな大黒柱だ。
「しかし幼馴染なのに全然教室で話してくれねぇよなぁ、お前」
「私だって話したいけど、、、」
南がなにやらもじもじしながら返答する。
「恥ずかしい、じゃない、」
「ふ~ん、、、そういうもんかね。今日の夕飯は何かなぁ、シチューかな~、カレーかな~」
全く能天気なやつだといいたげに南は微笑むような表情を浮かべた。僕はこの数か月に一遍首を絞められて南と一緒に帰るこの時間がたまらなく好きだ。この瞬間だけ、この瞬間だけ一切物怖じせずに心を許して話すことのできる時間、夜の背の低い住宅街も、ちょいとばかし肌寒い夜風も、この時だけ隣で微笑んでくれる南もみんなみんな大好きだ!
「なんだかんだで、この時間が一番大切だな!」
、俺が希望に満ちた表情で声高に笑うとなにいってんだか。と南はあきれながら微笑んでいた。南がボソッと呟く。
「ほんとアンタだったらいいのに、、、なっ、、、」
突如暗闇の中から[何か]がヌッ、、、と現れた。途端に今まで生きてきて一度も嗅いだことのないようなとんでもない異臭が襲い掛かってくる。[それ]とは丁度公園の角に差し掛かるところで出合い頭に接触してしまった。と同時に腹にものすごい衝撃が走る。殴られたみたいだ。僕は五メートルほど吹っ飛ばされる。今日朝食べたベーコンや卵焼きのようなものが口から逆流し、あばら骨が折れているのが素人でもわかる。体は地面のコンクリートに打ち付けられ傷だらけだ。
「がはっ‼、、、うぐぐぐ、、、」
息が吸えない、苦しい。だが呼吸するともっと苦しくなる。人生で最も辛い瞬間はと聞かれたら間違いなくこのときだろう。
「如蓮‼、、、うぐっ‼、、、」
南は腕を交差して見事にガードした。
「なんでここに!ともかく今は如蓮を助けないと。」
南がこちらに走ってくる。しかしその後ろには化け物が全力疾走しているのが見えた。
「南‼危ない‼」
と言葉を放った時には遅かった。が
「わかってるわっ、、、よっ‼」
またしても化け物の不意打ちともとれる攻撃を腕を交差して防御した。しかし攻撃された衝撃で南は壁に打ち付けられてしまった。じんじんとした痛みが体に響いているようだ。カクカクと震えながらうずくまっている。
「一体何なんだ!コイツは‼」
化け物が目の前に来た時丁度月明かりが[それ]を照らす。その瞬間、俺は言葉を失った。焦げた茶色のような体毛にボディビル選手の何倍も大きい腫れあがったような腕。丸い頭には目のような赤いものが数十個もついており、後ろの背中には人間の焼死体の上半身のようなものがいくつもくっついていた。それと同時に異臭の正体も判明した。よだれだらけの化け物の口には恐らく人間の頭であろうものが原形をとどめておらず、髪の毛が肉にただ引っ付いている状態のものと見覚えのあるストライプ柄のスーツと高そうな腕時計を付けている人の左腕がぶら下がっていた。
「父、 、 、さん?」
グルルルル、、、
化け物がうなる。
「うわああぁぁぁああ‼」
俺は絶叫し化け物に腰を使った渾身のパンチを繰り出した。しかしあんな体の大きい生物に打撃をしたところでこの絶望的な状況に変わりはなかった。呆気にとられていた僕の左腕を化け物は掴み、まるで赤ん坊がぬいぐるみと遊ぶように俺の体を空中で上下した。
「うぐっ、、、は、離せぇえ‼」
ものすごい力だ。血液の流れなどとうにせき止められている。よくこんな力を持った化け物の攻撃を南は二度も受け止めたなと腕の骨がバキバキと音を立てながら思った。もう体がボロボロだ、、、死ぬ、、、そんなことをお構いなしに一頻り腕を折り終えた化け物は近くの家の石塀に僕を放りはなった。ゴツっと音がした。頭を打ったみたいだ。血がだらだらとたれ、片目が赤の世界で染まる。その目線の先ではうずくまっている南に化け物が音を立てながらゆっくりと近づいてゆくのが見えた。殺される、、、
このままいけばこの町は大きな得体のしれないものに殺されてしまう!、 、 、そんなのやだ!、、、やだやだやだやだやだやだ
いやだ‼この町も!家族も!、、、南も‼絶対に俺が、壊させない‼
ドスン、、、ドスン、、、成瀬 南に掛かる月明かりを化け物が覆うように隠し、瀕死の南にとどめを刺すように殴打のポーズをとった。
「や め ろ 、 、 、」
異形のものが目だけ振り返る。
バリ‼バリバリバリリバリ‼
。如蓮の周りには太い電流が雷のように連続でうねっていた。いつの間にか傷も治っている。
「グガアアアア‼」
化け物は南にとどめを刺そうとする。
「やめろっていってんだろうがあぁあ‼」
といい終わらないうちに如蓮が化け物に向かう。踏ん張った足の下のコンクリートにひびが入り、周りの家の植木は移動することによって生まれた風圧に揺られた。異形のものは俺の移動に合わせた拳で打撃を繰り出す。
「効かねえぇああぁあ‼」
自分の目の前に出された拳と自分の拳をぶつけ合わせる。次の瞬間背骨から背中へ、背中から肩へ、肩から腕へ、腕から拳へ、拳から指へ、指から皮膚へ、回転する衝撃波のようなものが渦を巻いて化け物の腕へ注ぎ込まれる。
パアァアン‼
さっきまであんなに硬かった筋肉の塊だった腕がいとも簡単に風船を割るかの如く血しぶきを上げ破裂した。
「オラアァァァ‼」
自分の浮いた体が地面につく前に化け物の横っ腹に蹴りを食らわせた。大きな体が近くの植木と公園の遊具を壊しながら近所の家の石瓶に激突する。轟音と砂埃が化け物の姿を隠した。
「南、大丈夫か、、、」
俺は落ち着いた表情で彼女を見つめる。南は呆気に取られて言葉をひねり出した。
「あ、アンタ、、、なんで、」
ガラガラガラ、、、ドスン!音を立てて瓦礫が崩れ落ち、異形のものが姿を現す。
「俺さ、、、ずっと嫌いだったんだ。ビクビクして他人の目を気にしてる毎日が、父さんの財布からお金をこっそり抜き出す瞬間が、」
化け物が雄たけびを上げて殺意むき出しでこちらに向かってくる。
「何より、この現状を変えられない弱くて情けない自分が。」
「でも今日からは、これからは違う、、、」
化け物は残った左腕を限界に膨らませ鬼の形相で殴打を繰り出す。
「俺の、俺たちの居場所は、、、」
「如蓮‼危ない!」
俺は振り向きその勢いで渦を巻いた衝撃波を乗せたパンチを化け物の胴体へ注ぎ込み。
「俺が‼壊させない‼」
パアァァアン‼ 化け物の体がまるで木のブロックを崩す時のように肉片と血しぶきを轟音とともに撒き散らした。
息を切らし、汗を垂らしながら、俺は達成感に満ち満ちた表情で彼女のほうを振り返る。もう大丈夫、すべてが終わったのだ。
南が俯きながら上下に肩を揺らす。助かったゆえの高揚感か?
「ど、どうした?南、、、」
俺が不思議に思って問いかけると南は突然笑い出し始めた。
「グフ♡グハハハハハッ!ア~ハッハハハハハハ‼やっっっと見つけた‼」
今度は俺が呆気にとられていた。見つけたって何を?俺を?さっきの化け物のことか?様々な疑問を頭の中でめぐり合わせるが答えが見つからない。
「なにを、、、言ってるんだ、、、」
困惑する俺にかまわず南は言葉を続けた。
「あなたが最後のピースだったのよ、如蓮。」
「いや、ストライカー!」
成瀬 南は希望と羨望のまなざしで俺のことを見つめていた。この時の俺は知る由もない。この世界の真実を知ってしまうこと。信じられる人間など存在しないこと。これから僕が地球史上最悪の事件の張本人となってしまう未来を。
第一章 終わりと始まり 次回続
幼馴染の成瀬 南との下校中に遭遇した異形のものとの戦闘で力を使い果たした黒瀬 如蓮はまだ日が浅い朝に目が覚める。
家に帰るや否や筋トレと格闘術を学び始めた。二か月後学校へ行くといじめっ子たちをフルボッコ!彼は死闘とトレーニングを経て、精神的にも肉体的にも前とは比べられないほど強くなっていた!そこへスーツ姿の奇麗なお姉さんと出会い、化け物の正体、自分の能力について黒瀬は説明される。
話が終わるや否や、黒瀬は廃墟へ案内されるとなんと床がエレベーターのように下がってゆき、そこには四人組の人間がいた。彼らは何者なのか。そして主人公はこれからどんなことをされるのか!
次回 仕返しと洗礼
絶対、見てくれよな‼