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74話

ヤバイカザンの街に着くとある事に気づいた。


「あっ、そういえばゲンブドラゴン討伐の事をラオさんに報告していない!」


「そうですね、ラオさんの性格を考えるとヤバイカザンの街のギルドに報告するのはやめておいた方がいいかもしれないですね」


「やっぱりケンタローさんもそう思いますよね。とりあえずはヤバイカザンのギルド本部に行き、イワクドラゴンの詳細を聞いてみましょう」


ギルド本部に着くとギルドマスターが待っていて対応してくれた。


「ようこそお越しくださいました。イワクドラゴンの身体はとても大きく歩くのは遅いためまだ街に被害はありません。今の進行速度で考えると街に来るのは3日後くらいだと思われます」


猶予は3日。それまでになんとかしないといけないのか・・・


「普段イワクドラゴンは人を襲う事もないドラゴンで今まで山から出てくる事はありませんでした。そのイワクドラゴンが山から下りてくるのはいったいどういう事なんでしょうか?」


「うーん、最近山で何か変わった事などはなかったですか?」


「山に柔岩石を採取に行った冒険者の話では特に変わった事はないとの事でした」


じゃあ一体何が原因だろう・・・


「あっ、そういえばなんですが関係あるかはわかりませんが最近街の方では占い師の方が近い内に災いが起こると言っていました」


占い師!!15年前の悲劇を起こす原因を作った勇者クレアの事なんだろか。


「その占い師の方は今どちらにいるかわかりますか?」


「神出鬼没の占い師のため詳しい居場所まではわかりませんが、いつも占いをする場所ならわかります。占い師はいつも図書館の近くで占いをしています」


「わかりました。イワクドラゴンが街に来るまでは少し時間がありますので図書館で情報収集しながら占い師が現れるのを待ってみましょう」


図書館に向かうも占い師の姿はなかった。


「占い師の方いませんでしたね。閉館まであと2時間あるので1時間ほどイワクドラゴンの事を調べてみましょう。その後でどうするか打ち合わせということでお願いします」


「わかりました」


イワクドラゴンについて調べを始めるといろんな事がわかってきた。


「まずはボクが調べた事から話しますね」


・・・


「もう閉館の時間ですね。一度ギルドに戻りましょう」


図書館を出てギルドに向かうと黒い服を見に纏った1人の老婆の姿が見えてきた。


「あっ、あの人!前にボクが会った人です」


大きな声を上げてしまったため老婆もこちらに気づいたみたいだ。


「久しぶりだねぇ、どうやら私達には龍神様のご縁があったみたいだね。前に言った事は太陽の事は理解できたかい?」


「・・・まだわかっていません」


「理解は出来てはいないけど、太陽の左眼は使えるようにはなってるね。おかしな奴だな、ハッハッハッ」


「太陽の左眼?」


「前世の過去を見て未来を見るのが太陽の左眼だよ。では月とは一体なんだろうね〜。まぁその内わかるようになるさ。お前さんは月の右眼を理解して第三の眼を初めて開く者となるだろう」


「そ、それは一体どういう事ですか?」


「その内わかる事だよ。それよりイワクドラゴンについて聞きたい事があるんじゃないのかい?」


「たしかにそれは聞きたい事ですけど、なんでそんな事までわかるんですか?」


「前世の過去で一度・・・イヤ、これで何度目だろうかな・・・お前さんにとっては初めてかもしれないけど、私からしたらもう何度も経験してる事だよ」


この人も前世の過去を見る事が出来る人なんだ・・・


「お前さんは絶望しかない希望ある未来を見る覚悟はあるかい?矛盾した未来を見る覚悟があるならイワクドラゴンの倒し方を教えてあげるよ」


絶望しかない希望ある未来・・・矛盾だらけのボクにはピッタリだな・・・


「覚悟はあります。教えてください」


「じゃあ明日同じ時間に1人でここに来るがいい。全てを教えてあげるよ。フフフ」


1人で来いとの言葉を聞き、ケンタローさんと目があった一瞬の間に老婆の姿は見えなくなっていた。


「・・・とりあえずギルドに戻って話をしましょう」


「わかりました」


こうしてボクとケンタローさんは一度ギルドに戻る事にした。






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