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65話

「無事に戻って来れたようだな」


ふと気づくと目の前には鎖に繋がれているヤミミと呼ばれていた蛇の獣人がいた。


「闇のドラゴンストーンは太陽の光をもって星のドラゴンストーンになった。6つのドラゴンストーンを手に入れたお主にはこれを渡しておこう」


突如目の前に黄金のリンゴが現れた。


「これは死者の国へと誘う死の黄金リンゴ、世界を滅ぼす冥界の王アポピスを倒すために必要なモノだ」


世界を滅ぼす冥界の王アポピスを倒すために必要って何だろ・・・過去に世界を滅ぼしたのはボクなんだけど・・・


「お主は死の黄金リンゴを使い、冥界の王アポピスを倒し人々を救わなけばいけない」


世界を救うという事に戸惑っていた過去のボクはこの死の黄金リンゴを受け取らずにいたら、ラオさんと共にやってきたマイヤが死の黄金リンゴを受け取りボクはマイヤを守る為に世界を滅ぼした。だから今回の世界ではこの死の黄金リンゴはボクが受け取る。


「ボクはこの死の黄金リンゴは世界を滅ぼす事に使います。それでもいいですか?」


「・・・面白い事を言うやつだ。この死の黄金リンゴの本質、イヤ、私の本質を見抜いているようだな。お主の好きなように使えばいい」


「ありがとうございます」


ボクは死の黄金リンゴを受け取り地上に出るとラオさんとマイヤが待っていた。


「ホクトさん、急にいなくなってしまうから心配しましたよ。きちんと闇落ちできて星のドラゴンストーンを手に入れる事が出来ましたか?」


そういえば安心して闇落ちしてくださいって言ってたな。ボクを闇落ちさせたくてあんな事言ったのかな・・・ラオさんの本心はどこにあるんだろ・・・


「はい・・・」


「そうですか、これでホクトさんも6つのドラゴンストーンを集める事が出来ましたね。ここまでホクトさんを育てる事が出来て本当に良かったです」


これは本心なのかな・・・


「話は変わりますが、ここにマイヤさんを連れて来たのには訳があります。ジャカルさんに聞いたのですが、ここに蛇の獣人がいませんでしたか?」


ヤミミに何の用なんだろ。

「いましたよ。アジトの地下の最奥で鎖に繋がれています」


「蛇の獣人は夜を見る蛇と書いてヤミミ。見る力を持つ勇者には大いなる力を与えます。そして女性の勇者には死の黄金リンゴを与えます」


さっきボクそのリンゴもらったんだけど、なんでだろ・・・


「死の黄金リンゴはドラゴン以外の動物が食べると死にいたる恐ろしい食べ物ですが、ドラゴンが食べると最高に美味しいドラゴン肉になります。そしてそのドラゴン肉を食べた者は最強の力を手に入れる事ができる」


最強の力・・・それは世界を滅ぼす最強の力でもある。


「初代国王の勇者アダムと女王の勇者イブは死の黄金リンゴを食べたドラゴンを倒し、そのドラゴン肉を食べたため、子孫は必ず万能勇者の力を授かるようになったそうです」


勇者列伝にも載っている1番有名な話だ。

そして15年前、その死の黄金リンゴを食べたドラゴン肉を食べようとして悲劇が起こった。


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