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62話

ボクは目を覚ました。だけど辺りは真っ暗で何も見えない。


手探りでいろいろ動いて見たけど、何もわからない。


「んーー、どうしようかな・・・太陽のドラゴンストーンがあればなんとかって言ってたな」


ボクはアイテム収納袋から太陽のドラゴンストーンと取り出すと太陽のドラゴンストーンは一筋の光を指し始めた。


「とりあえずこの光の指す方へ向かってみよう」


しばらく光の指す方へ向かっていたが何も変化がなく、ただひたすら歩いていた。


やがて声が聞こえてきた。その声は腹の底に響くような恐ろしさを感じる声だった。


「光は闇の中から生まれる。その光の指す方へ行け・・・ってすでに光の指す方へ向かってるやないかーい」


な、なんだいきなり・・・途中からツッコミを入れるなんて・・・恐ろしさを味わっていた雰囲気台無しだよ


「我が名はアポピス、冥界の王なり。光を持っていながら闇に落ちた者よ。冥界には何用で来たのだ?」


「何用で来たも何もボクは蛇の獣人に修行って言われてここに来ました」


「ヤミミ、またヤツの仕業か。まあよい、修行というのなら勝手にやればいい。お前は闇の中で何を見るのかが修行だ。帰りたいなら光の指す方に行けばいい。さらばだ」


あっ、勝手に出てきて勝手にいなくなってしまった。


どうしよう・・・帰るのは簡単そうだから修行しようかな・・・どうしようかな・・・


闇の中だと何も見えないんだけど、何を見るんだろ・・・とりあえず太陽のドラゴンストーンは袋に入れておくか。


アイテム収納袋に太陽のドラゴンストーンを入れると再び何も見えない真っ暗な空間になった。


闇の中で何かを見る修行・・・そういえばジャギンやジャカルはスネークアイという唯一無二の鑑定眼を持っているんだよな・・・


スネークアイは暗闇でも人間の何かを捉えて見る事が出来る能力だというのは知られているけど、それ以上は本人にしかわからない能力。


ジャギンやジャカルはここの空間でその能力を手に入れたんだろうな。


僕も同じ能力を手に入れるんだろうか。それとも違う能力なのか。


僕は闇の中で何を見るんだろ・・・そういえば何度か僕も観察眼を使っていて変な光景を見た事があるな。


・・・鑑定眼・開眼は現在を見る。鑑定眼・心眼は過去を見る。新たに手に入れる観察眼はもしかして・・・未来を見る能力なのか・・


ならばここで修行して新たな能力に目覚めるしかないな。


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