44話
銀狼の牙の隊長ジャカルはイケメンだ。
冒険者が選ぶイケメン勇者ランキングではいつも1位を取るくらいのワイルド系イケメン。
投票した人のコメントを見ると、一度でいいから抱かれたいというコメントもあれば、私はすでに抱かれた事ありますといったようなコメントまであったりする。
イケメンうらやましい・・・
2位は王国の王子でもある万能勇者。万能勇者はぱっと見では女性?と思うくらいの中性的な顔立ちの美少年系のイケメン。
万能勇者は王国の王子ということももちろんあるが、万能勇者は周りを盾術スキルを持つ男性メンバーでパーティーを固めていて女性を一切近づけさせない硬派なところも女性に人気がある。
3位は鍛治勇者のゼロさん。ゼロさんは爽やか系のイケメンで子ども達から絶大な人気を誇るが大人の女性達からは少し人気がないため3位となっている。
そして4位はボク。ボクに投票してくれた人は2人いる。
っていうか2人っていうのが実に悲しい・・・
その内の1人のコメントはぱっと見ではイケメンだけどよく見るとイケメンじゃない所謂イケメソタイプの顔立ちというコメント。
これは昔マイヤに言われた事あるからこのコメントはマイヤだなって思ってる。
実はこのコメントの後にもう少しあって、イケメソタイプの顔立ちだけどやっぱりじっくり見るとカッコいいよって言ってくれたんだけど、多分そこはカットされたんだろうなって勝手に思ってる。
もう1人のコメントは消去法で選びましたというコメント。
4人いる男性勇者を消去法で選んでボクって一体なんなんだろう・・・
でもボクを選んでくれた事は素直に嬉しい。
ちなみに女性の方のランキングの1位はマイヤ。魅力的でセクシーな身体は全男性を虜にする魔力がある。
もちろんボクはマイヤに投票している。
そしてなぜか2位は万能勇者。女性のようにも見えるから投票している人もいるみたいだ。
3位は賢者勇者のアイリンさん。常に顔を隠すローブを着ているから顔を見た人はほとんどいないと言われているからこの順位になってしまっている。ただおっぱいの大きさはマイヤと同じくらいの大きさのため、その期待値もあって投票している人は一定数いるようだ。
そのおっぱいをようやく初めて拝める日が来た。
マイヤとパーティーを組んでいた時はボクはマイヤのおっぱいを常に間近で見てきた。そしてセイヤにはおっぱい鑑定士と言われるくらいバレバレだったようで、マイヤからもおっぱい見すぎだよって怒られたりもしていた。
さすがに今日はそんな失態を犯すわけにはいかない。
ボクは気を引き締めてラオさんのところに向かった。
ラオさんのところに行くとラオさんと鍛治勇者のゼロさん、賢者勇者のアイリンさんがいて銀狼の牙の隊長ジャカルはまだ来ていないようだった。
そしてある違和感を感じた。
ドラゴンストーンを手に入れてから火と水の魔力感知力が高くなったのか僅かな魔力も感知できるようになっていたのだ。
その魔力は賢者勇者のアイリンさんから感じる。水の魔力を使っているようだ。
この感じは・・・ウォーターアーマーを常に身にまとっているのか・・・さすがは賢者勇者だ。
「ホクトさん、アイリンさんの方を見て何ボッーと立っているんですか」
「ホクトはおっぱい鑑定士っていう異名を持っているくらいなんだから見るところは1つしかないでしょう」
マズい、このままではマズい。まだおっぱいを見ていないのに誤解されてしまう。そしてなぜその異名を知っている。
「戦闘でもないのにアイリンさんがウォーターアーマーを使っているからすごいなと思ったから見てました」
「えっ!!なんでわかったの」
「火と水のドラゴンストーンを手に入れてから火と水の魔力感知力が上がったみたいでわかりました」
「そ、そうなんだ。ま、まぁ私クラスになるとこのくらい当たり前だよ」
なんかちょっと動揺してる感じだ。そしてちょっと動いた時におっぱい揺れたけどなんか違和感がある。
なんだろうこの違和感は・・・
そんな時、遅れてジャカルがやってきた。
「遅くなってすまない。さっそく盗賊団シルバースネークの壊滅について話をしたいと思うがその前にみんなに言っておきたい事がある」
なんだろう・・・
「私は盗賊団シルバースネークの団長を務めている」
えっ!えっーーーーーー!!




