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43話

死の渓谷からの帰りは意外な事に何事もなく帰る事が出来た。


ボクがギルドに戻るとギルドはちょっとした騒ぎになっていた。


「どうかしたんですか?」


近くにいた冒険者に話かけると冒険者の人が答えてくれた。


王国先遣隊銀狼の牙の隊長のジャカルが盗賊団シルバースネークの調査に乗り出す事になりこのギルドに来る事になったそうだ。


ボクはジャカルにはイヤな思い出がある。


この国には王国を守る二つの部隊がある。王国守護隊ゴールドレイブンクロー、金烏の爪。王国先遣隊シルバーウルフファング、銀狼の牙。


ちなみにだけど、金烏の爪の隊長はこの国の王子でもある万能勇者が務めている。


ボクはマイヤと別れた後に王国先遣隊へ入ろうとした事があったが、「お前の二刀流スキルは役に立ってない死にスキルだ。そんな死にスキルを持った勇者は他の英雄達からしたら邪魔な存在でしかないから入隊は許可しない」とジャカルに言われてボクは王国先遣隊に入る事は出来なかった過去がある。


あの時のボクは盾の二刀流なんて考えがなかったからボクは何も言い返す事が出来なかったが、今なら盾の二刀流があるから王国先遣隊に入隊も出来るかもしれない。


イヤ、ジャカルが隊長を務めている限りそれは無理だろう。


なぜならジャカルも勇者だから。ジャカルは盾術、交渉術、鑑定スキルを持つ勇者。ジャカルは自分のスキル構成ではドラゴンを倒す事はできないと思い、すぐに王国先遣隊に入り、その交渉術を活かしてあっという間に王国先遣隊の隊長までなった人物。


現役世代の勇者は6人いる。ジャカルはボクと同じで剣術も魔術も持っていないイレギュラーな勇者。


ボクとスキル構成が似ている事もあり、ボクは親近感があると思っていてもあっちはそう思ってくれずボクに対して敵対心を持って接している事はすぐに感じ取る事が出来た。


そんなジャカルがなんで盗賊団の調査に来たんだろう。王国先遣隊は通常ドラゴンの調査を行なっている。盗賊団シルバースネークは最大規模の盗賊団だからドラゴン並みの脅威があるという評価なのだろうか。


とりあえずラオさんのところに行って話でも聞いてくるかな。


「ホクトさん、ちょうどいいところに来ましたね。明日王国先遣隊のジャカルさんが来て、盗賊団シルバースネークの調査に行きます。その後ジャカルさんは鍛治勇者と賢者勇者と共にアジトを壊滅させに行きます」


そうなんだ


「私はホクトさんに盗賊団の調査を行なってもらおうと思っていましたが、まさかの王国先遣隊の隊長が来る事になってしまいました。私は何か裏を感じます」


なんか今サラッと恐ろしい事を言ったような・・・


「明日、ジャカルさんはギルドに顔を出した後に調査に向かいます。その時、鍛治勇者のゼロさんと賢者勇者のアイリンさんも顔合わせに来ますので、一緒に同席してもらいたいのですが、よろしいでしょうか」


露骨に敵意を向けてくるジャカルには会いたくないけど、ゼロさんやアイリンさんには会いたいな。賢者勇者のアイリンさんは顔も隠れるほどのローブを着ているから顔は見れないんだけど、胸が大きいのはローブの上からでもわかるっていうくらいだから相当な大きさなんだろう。それを一目でいいから見てみたい。


「はい、大丈夫です」


「それでは明日よろしくお願いします」


明日はどんな1日になるんだろうか・・・


ボクはギルド宿舎に帰り、寝る事にした。


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