36話
次の目標はオウマの街で魔王マグロから取れる魔王の柳葉包丁だな。
「オウマの街は多種多様な魔物がいて、すぐに魔物に逢うからオウマの街と名付けられたんですよね?」
タキアさんも話に加わってきた。
「えぇそうですね。オウマの街は特に魔石が取れる獣人の魔物が多くいるため魔石の採取には持ってこいの街です」
「魔石は魔法使いにとっては必需品。たしか賢者勇者のアイリンさんはオウマの街を拠点に活動しておられますよね?」
次は賢者勇者のいる街か・・・
「そうですね。まぁ今は鍛治勇者のゼロさんもいますけどね」
えっ!そうなんだ。
「たしか先日、錬金勇者のマイヤさんと鍛治勇者のゼロさんと賢者勇者のアイリンさんの3つのパーティーでトリプルSランクのトリニティドラゴンを倒したんでしたよね」
えっ!マイヤもいるの!!!
「錬金勇者のマイヤさんはそれから海を渡り北の大地に向かって行ったはずです」
なんだ、マイヤはいないのか・・・まぁ鍛治勇者のゼロさんと久しぶりに会えるのは楽しみだな。
「残念でしたね、ホクトさん。さてドラゴン討伐の話の続きになりますが、オウマの街では魔石をカッティングした錬金魔石というモノが有名です」
錬金魔石?
「ホクトさんはマイヤさんと一緒に冒険していたので魔術と料理で錬金術が出来るというのはご存知だと思います。正確にいうと魔術と料理で出来るモノは錬水術と言われるモノになります。魔力ポーションやバフポーションなどが錬水術になります。なぜ錬水術は錬金術と言われるのかというと錬金魔石を作る際に錬水術で作られるポーションの元になる魔力水が必要となるからです」
へーそうなんだ
「ちなみにですが回復術と料理で出来るモノも錬金術と言われています。回復術は白魔術とも言われ回復ポーションや身体強化ポーションなどを作れます。どちらも似たような効果を持ちますが作用する場所が違うとも言われています。ドラゴン討伐するためには魔術錬金と白魔術錬金、この2種類のポーションを駆使して挑む必要があります」
魔術錬金と白魔術錬金・・・
「話を錬金魔石に戻します。魔石をカッティングして錬金魔石にする事で魔石に指向性を持たせる事が出来ます。錬金魔石は魔法使いがよく使いますので主に魔力アップの指向性を持たせますが、こだわる人であれば攻撃魔力アップや消費魔力減少などのような指向性にする人もいます」
錬金魔石による指向性・・・ボクはどんな指向性を持たせたらいいんだろうか。攻撃アップ?防御アップ?
「ホクトさんも自分に合った指向性を見つける必要がありますね。ドラゴン討伐のためにオウマの街でやるべき事は魔王の柳葉包丁と錬金ポーション、そして自分に合った錬金魔石の指向性を見つける事。ここまで出来るとドラゴン討伐を出来る可能性があると思います」
やる事はたくさんだけど頑張らないといけないな。っていうかボクがこの街を離れる事になったらラオさんは大丈夫なのかな・・・
「最後になりますが今日なぜタキアさんのところに来たのかというと、また私異動する事になったからなんですよ。異動先はもちろんオウマの街です」
えっーーーーーー!!!




