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27話

マサカリカツイダゴールドベアの討伐から1か月が過ぎようとしていた。


毎日毎日七色コガネを集めては七色ゴールドサーモンにして、マサカリカツイダベアに食べさせる日々の毎日。


3日前にようやくマサカリカツイダベアは金色に輝きマサカリカツイダゴールドベアになったのだ。そのタイミングでゼロさんも鍛治の仕事も落ち着いたみたいでボクの盾にドラゴンの革をコーティングして強化してくれた。防御力のアップはないけど火の耐性はかなり上がってる。


そして昨日、ゼロさんと一緒にマサカリカツイダゴールドベアを討伐してきてボクは左手の爪を出刃包丁にしてもらえる事になった。


これで青銀の牙の包丁と金斧熊の出刃包丁が揃い、シルバーウルフとゴールドベアの月の女神の包丁が揃う事になる。


マイヤに渡したらどんなに喜ぶだろうか。考えただけでニヤニヤしてしまう。


そんなニヤニヤした顔をゼロさんに見られてしまってちょっと気まずい雰囲気が流れていた時にラオさんが現れた。


「マサカリカツイダゴールドベアの討伐お疲れ様でした。この1か月でゼロさんは鍛治の仕事の方もだいぶ落ち着いたみたいですね」


「アラタさんのおかげでマサカリカツイダベアの素材はたくさん来るようになったからオレも鍛治に専念する事が出来た。そのおかげでオレもようやく鍛治スキルがレベル5になったから龍絶技巧が使えるようになったんだ。だからそろそろオレは本格的に冒険の旅に出ようと思っているんだ」


えっ、マジで


「そうですか・・・寂しくなりますね。まあ何かあった時は招集かけますのでよろしくお願いします」


「おう、それじゃあオレはこれで失礼するよ」


寂しくなるけどゼロさんもDの勇者だからゼロさんにしか出来ないドラゴン退治など困難な依頼はたくさんあるんだよな。ボクもゼロさんに負けないように頑張らないといけないな。


「さてホクトさん、明日からヒエイ山に行ってもらいたいと思っています」


ついに来たな。火の影の山と書いてヒエイ山。あれからヒエイ山についてはちょこちょこ図書館で調べてはいた。


「火の魔石、ヒエイ石の調査ですか?」


「そうですね。ヒエイ石というよりはそれより上の最上級の火の魔石、ヒヒイロの鐘の調査と言った方が正しいですね」


うそーーーーん、それは聞いてないよーーーー


ヒエイ山にはトリプルAランクの魔物、イヒヒヒという猿の獣人がいる。イヒヒヒは異なる火の狒々と書くそうだ。烈火ドラゴンすら焼き尽くすその圧倒的な火は異なる火とされ人々から恐れられて来た歴史がある。


ちなみに魔石というのは獣人から取れる魔力を持った石の事で魔法使いの武器を始め、生活を便利にする魔道具にも使われている貴重な石だ。


イヒヒヒから取れる火の魔石、ヒエイ石は火の魔石の中でも上位クラスの魔石。その火の魔石の最高峰がヒヒイロの鐘。


ヒヒイロの鐘はイヒヒヒのボス猿から取れると言われている。トリプルAランクのボス猿ともなればSランクより上のダブルSクラスの強さもありえる。


ダブルSとは討伐には勇者がいるパーティーが2つ必要という事を示す。ラオさんはそんな強い魔物の調査をしろって一体何を考えているんだろうか・・・


「何かイヤそうな顔をしておられますが、ヒヒイロの鐘を使った火の魔道具は最高の料理を求めるのであれば絶対に必要だと思うんですけど何かご不満でもおありでしょうか?」


・・・いえ何も不満はありません・・・マイヤへのプレゼントだと思えばどんな事でも頑張れるぞーー





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