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26話

マサカリカツイダゴールドベアの討伐に盛り上がっていたのも落ち着いてきた頃にゼロさんと一緒にラオさんのところに行き、事の顛末を話してきた。


「マサカリカツイダゴールドベアを一撃で討伐ですか・・・勘違いして欲しくないのではっきりといいますがマグレです」


えっ・・・


「いつものマーキングもそうですが、その一撃には殺意が込められていないんですよ。だからマサカリカツイダゴールドベアもそこまで警戒していなかった。だから弱点に綺麗に一撃を決めれただけですよ」


そ、そうなんだ・・・って思っていたらゼロさんはホッとしたように笑顔になっていた。


「マグレなら仕方ないな、さすがのオレでもあのクラスを一撃で倒すなんて出来ないからな。とにかくびっくりしたぜ」


「ゼロさんという最強の攻撃力が背後にいた事もあるっていう事をホクトさんは忘れずに」


それはたしかにあるかも・・・ゼロさんがいたからこそ防御の回避に集中出来た。


「だからゼロさんは気にせずマサカリカツイダゴールドベアの報酬を受け取ればいいんですよ」


「・・・でも倒したのはホクトさんだ。今回お金の報酬は受け取らないでおくよ。オレは右腕の金のマサカリをもらえればそれでいい」


「わかりました。ホクトさんは今回の報酬どうしますか?」


えっ、どうしよう・・・いつもラオさんに任せていたから何も考えていなかったな・・・そうだな・・・


「肉を少し頂ければ、それだけでいいです。お金の方はラオさんにお任せします」


お金に関してはラオさんに任せた方が後々おいしい思い出来るのはわかっている。


「お金の方を任せていただきありがとうございます。それでは肉の方は解体した後でお渡しいたしますね。最後にちょっといいですか?」


なんだろ?


「今回の討伐、ホクトさん1人だけの活躍で討伐という事にはいたしません。きちんとゼロさんもいた事で倒せたという事で処理いたします」


「そうしてもらえるとありがたい」


ボクとしてもマグレで変に注目されたくないからありがたいな。


「そしてゼロさんにはちょっとお願いがあるんですが、烈火ドラゴンの革で余っているのありますか?」


「・・・全部加工済みで今在庫はないな。討伐依頼されればいつでも行けるぞ」


「加工して余った破片のボロボロのやつもありませんか?」


ボロボロの余ったやつなんてラオさんどうするつもりだろ。


「それならあるが、何に使うんだ?」


「ホクトさんの盾を強化したくて烈火ドラゴンの革を使いたいです」


えっーーーーーー、こういう事するからラオさん大好きです。ボクもラオさんと同じ50歳くらいになったらこういう素敵なおじさまになりたいです。


「火の耐性をアップさせる必要性があるのは・・・ヒエイ山に行くつもりなのか?」


ヒエイ山?


「はい、そうです。でもそれは少し先の話です。まずはマサカリ山です」


「マサカリ山にまだ何かあるのか?主のマサカリカツイダゴールドベアは討伐したから、もうあそこには何もないと思うが・・・」


「今回倒したマサカリカツイダゴールドベアは片腕だから包丁になる方の左腕が欲しいんですよ、私は・・・イヤ、欲しいのはホクトさんだね」


なんか勝手にボクが包丁欲しいみたいになってる・・・マイヤのために欲しいだけなんだけど・・・


「マサカリカツイダゴールドベアは希少種なんだぞ。そんな簡単には現れないぞ」


「そうでもないですよ。ホクトさんは15年ぶりに七色ゴールドサーモンを捕獲した人ですからマサカリカツイダゴールドベアも大丈夫ですよ。フフフ」


なんか笑ってるよ・・・っていうかまたマサカリカツイダゴールドベアと戦えって言ってるようにも聞こえるんだけど・・・


「それにゼロさんだって金のマサカリは一本より二本の方がカッコいいと思いませんか?」


「たしかにそうだが、そんな事本当に出来るのか?」


「じゃあ出来たら盾の加工費安くして下さいね」


出たーーーー、ラオさんの交渉術ーーーー


「そんなのお安い御用だぜ」


「それではまた現れた時はよろしくお願いします。今度はきちんとゼロさんが討伐してくださいね」


「お、おう。じゃあオレはこれで失礼する」


じゃあボクもこの辺で帰るとするかな。


そしてギルド宿舎の部屋に戻ったボクはあの一撃で倒した感覚を思い出してはニヤニヤしてを繰り返して、ホクト流回避術・龍天の無盾のイメージトレーニングを行って寝る事にした。



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