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四雲天国妖詩篇

青と日のテラフォーミング

作者:藤波
 ――その人は、感情の籠もらない金の瞳で、青子を見つめていた。

 畳のにおいに混じって、ひどく美味しそうな香りが空間を満たしている。青子の所属する茶道部が使っている茶室よりも遥かに上等な広い座敷だった。息を呑む青子を無視するように、その人が顔を寄せる――。

 なんでもない、ただ少しだけ落ち込んだ日のこと。
 女子高生・天野青子は、そんな永遠に続くと思われた日常の一瞬で、見知らぬ国の扉を開いてしまった。
 そしてそれは、彼女が思うよりもずっと、彼女を"彼女"たらしめる非日常の幕開けであった――。

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【四雲天国妖詩篇】というシリーズの第三弾。

恋を知らない女子高生・天野青子と、
心を知らない少年・日華、そして彼を取り巻くひとびとの異世界交流冒険譚です。


※はじめに(必ずお読みください)
本編を主に「青子」視点で書いているので、彼女の悩みとして、「恋愛が出来ない」という書き方をしていますが、この世には恋愛をする者もいるし、しない者(アロマンティック)もいて、どちらが良い悪いという話では全くありません。
本文に(1話時点の青子自身の想いとして)「恋愛できないのは欠陥品なんじゃないか」という書き方をしているのですが、もちろんそんなことはありません。
恋愛を「する」「しない」、どちらも「あり方のひとつ」です。
青子個人の現段階の心情としてそう言う書き方をしているため、「恋愛をしていないって不幸なの?」「欠陥品なの?」と感じる方もいるかもしれませんが、そんなことは絶対にありません。
ゆっくり青子の自分と周りによってかけられた呪いを紐解いていく話になるので、同じ思いを抱えている方にとっては、苦しい場面もあるかもしれませんし、アグレッションになり得ると考えていますので、警告としてこの文章を記載します。
青子がこれから恋愛をするのか、しないのかはわたし自身まだ決めていません(クエスチョニングとして現状描いています)。
ですが、彼女がこれから四雲の世界でどういきるか、何を得るのか、彼女が生きていく物語で、すべてを語れたらと思っております。よろしくお願いします。
第一章 はじまりのセンテンス
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