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49ersの恋愛ばなし  作者: 由起
2/13

髪を大切に

49歳をまもなく迎える同期入社2人。

恋愛なんて縁遠いと思われた2人の出会いを全13話で描きます。

※最初の3話の2人の変身について書いているので、恋愛話ではありません。ごめんなさい。

聡子と久美子はついにBMI22を切った。まだ若かりし頃と比べたらまだまだデブだけれど…それでも効果が出たのが嬉しかった。かなり長期戦だったけれど。


そうなると欲が出る。


Mサイズがぴったりになりたい。

というのは2人に共通した夢だったが、もうひとつ共通の目標があった。


恭子さんみたいに艶々の髪になりたい。

というもの。


恭子は55だが、艶々のショートカットヘアだった。翻って自分達は艶がない。うねりも出てる。


特に聡子は元から癖毛で、パーマでウェーブをつけているようだった。


38歳位から白髪染めをしている聡子はいつもの美容師さんに相談してみた。


「トリートメントしてる?」


美容師さんに聞かれた。


「いえ、リンスだけ…」


特売の安いシャンプーとリンスを使っている聡子に美容師さんは市販のシャンプーには界面活性剤が含まれていることが多いと教えてくれた。


界面活性剤入りの洗剤で純毛を洗うと…っておかしい。でも今聡子がしているのはそういうこと。


シャンプーをアミノ酸系のものに変え、リンスだけでなくトリートメントをし、更にトリートメントをつけてサランラップで巻いて風呂場で蒸すということも有効と教えて貰った。


とにかくお手入れしてみよう、と聡子は思った。


一方久美子は実は殆ど白髪が無い。だが聡子ほど癖毛ではないけれど真っ直ぐとは言い難い髪なので、余計モシャモシャ感が否めない。しかも肩よりちょっと下のセミロングだった。喪女らしき見かけに拍車がかかる。


少し伸びてきたので、美容室へ行った。

そこで美容師さんに相談してみた。


「縮毛矯正してみます?あと髪への負荷を減らすために少し短めにするとか…?」


これまでの久美子なら絶対そんなのことはしなかったが、その日55.8kgになったのでウキウキし、縮毛矯正にチャレンジしてみた。


肩よりちょっと下の長めボブで縮毛矯正。

艶々さらさらの髪の自分が鏡の中に居た。

見たこともない自分だった。


着てきた量販店の中でも更にもっさり系の服が浮いてしまった。お手入れ出来ていない眉毛も浮く。


久美子は欲が出た。

よし、面倒臭いと言っていたアプリもやってみよう。服も見直してみよう。


聡子は残業が無い日はトリートメントをしてみた。かなり艶々になる。シャンプーを変えてトリートメントをするだけでだいぶ変わった。


でも…あと一歩。モシャモシャの癖毛がどうしても今一つ。そこでちょっと髪をアレンジしてくくってみることにした。


かなりイケる。

とりあえず次の毛染めの時に美容師さんに相談しようと思った。


13話を一旦書き上げましたが、ゆっくり見直したいので、1日1~2話のアップにします。ご了承ください。

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