「Good luck3」
なし
高校の2年上の先輩。
3年前に、今のうちの職場に
県庁から出向してきたんですよ。
こわい先輩で、高校時代、
きびしい体育会系の部活で
いつも怒鳴られていました。
当時はすごくやせていて。
だから、会った時驚きましたよ。
人がかわってるんだもの。
今回の発表についても事前に先輩から
「悪いことを伝えるだけではない、
政府を批判するのではない。
今の状態を正しく理解してもらいたい。
おれが集めた資料を渡すから
その資料はなんでもつかってもらってかまわない。
わからないことがあったら、なんでも聞いてくれ。」
立場もあったんでしょうが、
訓示のような、厳しさもありながら
あたたかい言葉でしたね。
先輩は自分のことは多くは語らなかったですが
常に最前線で交渉を通して
戦っているんだな。
そう感じました。
町でのボランティア活動にも率先して参加しました。
多くは語らない人が多かったですが、
アンケートは書いてくれる。
そこでは、こんな話もありました。
助けられるだけでなくて、
他人に感謝されたり、喜ばれたりする時に、
自分の存在意義に気づいたり、
生きがいを感じる。
目からうろこでした。
まさに、私と同じでした。
ボランティアは、一方的な支援活動ではなく、避難者も支援者も
一緒に取り組む活動であること。
自分の思ったように活動して、いいんですね。
私自身も葛藤で悩んでいたこと、
実は、みんなも悩んでいた。
悩んでいたことを共感できた。
「いろいろな生き方があってよい。必ず~しなくては
いけないわけではない」
別のアンケートには、
人は悲しみを共有するだけでも元気になれる。
想いを共にするだけでも救われるのではないか。
また、これからは、
時間の経過とともに、
生き方や方向性が見えてきて
一人ひとりが自立し、
それぞれが違う方向にすすんでいくことになる。
そんなことも知りました。
これからのことを考えることも大切だとわかりました。
私が、昔いやな気分になった放射線の線量計。
しかし、未来のために、記録を残していくことは
とても大切です。
ご縁を大切にする。
話を聞くことで考える。
プラス思考の人からパワーをもらう。
プラスはプラスを生む。
だから、元気になる。
私はこれからもそういう、
ご縁を大切にしていきたいと思います。
最後に紹介させてください。
私は、どこに行ってもおみやげをたくさん買います。
買って、まわりの人に紹介してプレゼントしています。
おみやげをたくさん買うことで貢献している。
私は、そう思っています。
みなさんもおみやげを手にとってみてください。
できたら、購入いただけると、応援につながります。
ご清聴ありがとうございました。
静まり返った会場。
拍手をするのをわすれていたかのように
われんばかりの大きな拍手。
拍手が会場を包んだ。
「今までのことをまとめてよかった」
そう思う自分がいた。
なし




