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エタるな危険

拝啓


相変わらずの生活をしているのでしょうか?


この間愚痴っていた問題は解決しましたか?


病気や怪我はしていませんか?


私達は変わらず、あなたのくれた世界で生きています――。




――この連載小説は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。



いつからだったか、その物語が停滞したのは。



いつからだったか、夢中だったものに無関心になったのは。



飾らない気持ちで電子の筆をとりキーボードを叩いた。いつからか、他人の評価を気にして画面を叩いた。


いろいろなお話しが頭をかけめぐり、こんな話はどうだろう?あんな話はどうだろう?


誰か笑ってくれるだろうか?共感してくれるだろうか?


並べる言葉は人の心を埋めて、君のお話しが人の心の雨を止めて、笑顔の虹をかける。


ほら、またひとり。掌に物語がひとつ。


誰かが君の帰りを待っている。


――この連載小説は未完結のまま約1年以上の間、更新されていません。



生まれたキャラクター、可愛くかけてるかな?こんなシーンはどうだろう?最高にカッコイイ台詞。


止まったままで、持っている剣は振りかぶったまま。


発動した魔法は届かないまま。


それでも、まだ君の帰りを待っている。


あのヒーローが、ヒロインが。


――この連載小説は未完結のまま約3年以上の間、更新されていま…。



「ただいま。待たせたな。」



まだ書ける。何度だって描ける。


諦めは結果の途中。ほら、まだまってるよ。


ずっと待ってる。画面の前君が座ってる。



変わらない、終わらない、君の物語。


君にしか書けないお話。


君だけのキャラクター。


君だけの言葉。



継続は力となり、終わらない始まり。


振りかざした剣は悪を切り裂き、唱えた魔法は世界を救う。


時間に追い付いて、追い越して。




――この連載小説は未完結のまま約…。



ほどけていく停滞、進みだす秒針。評価の向こうにある君だけのトロフィー。



――この連載小説は未完結…。



だからこそ続いていく。繰り返す物語。



言葉の雨を浴びた文字はエンディングで花咲かす。



ほら、またひとり。


画面の向こうに、掌の中に、君の書いた物語。





――この連載小説を更新しました!!

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