四人だけのすき焼きパーティー!と…。
この話は、なろうのレフェル様との会ってからの六周年コラボ記念小説です!まぁ駄文ですが見てください!
東京都某所のとあるアパートの一室にてとある四人がすき焼きパーティーをしていた。
「おい!おめぇら!ただでさえ肉あんまり買ってないのに食いすぎや!しらたきかネギ食えや!日本人なら!」→野上大輝
「それはまったく関係ないでしょう。…、透、肉そろそろいい具合ですよ。」→狩谷晃希
「おっ!悪りぃ、……美味ぇ~久しぶりだぜ、すき焼きを食うのは。」→鴉取透
「そうじゃの!この時期は美味く感じるのぅ~。」→心
四人は、鍋【すき焼き】を囲んで食べ、和気あいあいと食べていた。しかし育ち盛りの四人が食うと…。
「あっ、もう肉がないですね。」→晃希
「もう?…まだ食い足りないな。」→透
「おぃおい心!冷蔵庫の中、海鮮物と酒以外になんも入ってねぇで?」→大輝
「勝手に人ん家の冷蔵庫を開けんなや!」→心
こんな状況になり、この場を解決する安易な方法は…。
“代表者が金を持って肉を買ってくる”という安易な方法である。…だが。
「で?雪が降っている中に肉を買ってくる勇気ある奴は誰じゃ?」→心
「「「………」」」→晃希、透、大輝
もちろん誰だって雪が舞い落ち【さらに風が強風、まるで吹雪の状態】の外に行きたい奴はこの四人にいない。しかし腹が減ってしょうがない、ならこの場合どうするか?…それは
「…じゃんけんで決めましょうか?」→晃希
晃希の紫色の瞳が細くなった。残りの三名も彼同様に瞳を細めた。その場の空気が静まりかえり、各々の利き手を出し、合図をまった。まはや後戻りが出来ない状態に陥った。
「「「「最初はぐぅー!」」」」→晃樹、透、心、大輝
「「「「じゃんけんー」」」」→晃樹、透、心、大輝
………
「…結局わしかい。」→心
「弱いなぁ、お前」→透
「…弱いですね。」→晃希
「ほんまに弱いなぁ…で負けたから、ちゃんと買ってこいよ?間違って豚肉買ったらあかんで~。一応俺の金で安い物を買ったらあかんで~。」→大輝
じゃんけんで負けた代表者が暗い表情で真冬の外に肉を買いに行くのを見送る三人、代表者が肉を買いに行ったしばらく後、炬燵に入った三人は…。
「晃希、透…俺とあいつ【心】とダチになってくれてほんまにあんがとう。」→大輝
大輝は二人に頭を下げた。
「ちょ、どうしたんだいきなり?」→透
「俺たちは晃希、透やここに来ていない他のメンバーと知り合って結構な歳月がたって、ほんまならこないな“小悪党達”と別れてもええのに、それなのに一緒にいてくれて…あんがとうな。」→大輝
「大輝…。」→晃希
「あいつも、同じ…いやそれ以上やと思うで、特に二人の事をいつも気にかけているし、あの“娘”にも好意を寄せているで……まぁでもいつも思うんやがあいつ、あんまり女性にモテたことがないんやで?、そりゃあ強面の悪党面で、初めて見る人なら、ほんまに絵に書いた悪党と思うで!」→大輝
友達のいい話の筈か、何故か友達の悪口になってきている。
「おいおい。」→透
「言い過ぎですよ。」→晃希
「いや!言い過ぎやないで!ほんまに起きそうな事や!もしあいつに彼女が出来て、彼女の両親に会ったら、両親は心の面に恐怖するか、それか“娘がこの男に弱味を握られている!”と思って殺してでも反対するか、泣くかどっちー」→大輝
「……最後の言葉はそれだけかのう?」→心
「………へっ?」→大輝
座っている大輝の後ろで低い声を発しながら立っていたのは、髪の毛に雪が付着していて、手にはスーパーの袋を持って顔がまるで悪鬼のような顔をした心がいた。
……その後一人“欠けた”状態で二次すき焼きパーティーが始まり、そのままお開きとなった。メンバーはまたこの様なパーティーをしたいと思っていた…一人“欠けた”ままであるが。