表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【詩集】手になじむ詩

虚空鉄道

作者: 蠍座の黒猫

15.6.26 推敲(1連~4連)大意変わらず。

15.6.26 推敲(1連~4連、最終連)

15.6.26 推敲(1連、6連)

虚無の夜空へと

レールを離れ

斜め上に 真っ直ぐに

鉄道は地上を離れ


遥か下に

賑わう明かり

流れてくるリズム

窓からは

雲間の半月の顔が

見守っている


吹き込んできた

銀河風が誘う

真空の闇に

何処までも吸い込まれて


星座の輪郭

子熊の無邪気

白鳥の飛翔

蠍の燐光

星の海原を越えて

今日と明日と

今日と昨日を

結ぶ直線を行く


停車したのは

虚空と現実の

中間点の駅

断絶を結ぶ

見えないレール


さよならを

追うのではなく

縋るのでもなく

繋がりを見つけた

消滅することのない

形の無い在り様


墨一色の闇から

力強く響く

鉄道の汽笛

わたしの奥底に木霊する

震えるような


目覚ぬ眠りの中

青く光る

わたしを乗せて

虚空鉄道は走る

デネブ行き始発

アンタレス経由の遥か遠い旅へと

お読み頂いてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ