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巻末解説:概念としての量子

ここでは、「量子とは、概念を物理的に観測したものである」という仮説に基づき、量子力学の代表的な事象を分かりやすく解説します。


1. シュレディンガーの猫

シュレディンガーの猫は、「箱の中の猫は、観測するまで生きている状態と死んでいる状態の重ね合わせになっている」という思考実験です。


この仮説による解釈:

箱の中の猫は、観測されるまで**「生きている」という概念と「死んでいる」という概念**が同時に存在する「重ね合わせ」の状態にあります。この二つの概念は、まだ物理的な現実として確定していません。


私たちが箱を開けるという**「観測行為」**を行うと、どちらか一方の概念が物理世界に確定します。この瞬間、重ね合わせの状態は収束し、猫は「生きている」か「死んでいる」かのどちらかの状態として現実になります。


つまり、観測するまで猫の状態が確定しないのは、観測という行為によって初めて、不確定な概念が物理的な現実として確定するからなのです。


2. 二重スリット実験

二重スリット実験は、電子のような粒子が、観測するかしないかで振る舞いを変えるという現象です。観測しない場合は「波」として振る舞い干渉縞を形成しますが、観測すると「粒子」として振る舞い、干渉縞は消えます。


この仮説による解釈:

電子がスリットを通る前は、「粒子」という概念と「波」という概念が重ね合わせになっています。


観測しない場合: どちらの概念も確定していないため、電子は「波」という概念として振る舞い、干渉縞を形成します。


観測した場合: 観測行為によって、電子は「粒子」という概念として確定します。そのため、物理的にスリットの片方を通る「粒子」として振る舞い、干渉縞は消えます。


この現象は、電子が「粒子」や「波」という概念として存在するが、観測によってその概念が物理世界に確定することで、振る舞いが変わると解釈することができます。


3. 量子もつれ

量子もつれとは、ペアになった二つの粒子が、どれほど離れていても、片方の粒子の状態を観測した瞬間に、もう片方の粒子の状態も確定する現象です。


この仮説による解釈:

量子もつれを起こした二つの粒子は、元々「同一の概念」から生まれたと考えることができます。この「同一概念」が、二つの粒子を結びつけています。


例えば、「スピンアップ」と「スピンダウン」という二つの概念が、二つの粒子に重ね合わせの状態として存在しているとします。


このとき、片方の粒子を観測し、「スピンアップ」という概念が物理世界に確定した瞬間、もう片方の粒子も、時間や距離に関係なく、元の「同一概念」に基づき、「スピンダウン」という状態に確定します。これは情報が伝達されるのではなく、元々同じ概念を共有していたため、観測によってその概念が両方で同時に確定したと解釈することができるのです。

量子とは概念を物理的に観測したものであるという仮説を衝動的に物語にしたものです。考察は自由ですし、同時多発的にみなさまにも起きた事だと思うので、批評はしていただいても構いませんが、批判はご自身でなんらかの概念でしていただければと思います。(優しく見守ってください。概念の二次創作は二次創作とも思いませんよ。恐らく私が思いついた事も何かの積み重ねで二次創作的な出力に過ぎないのです。)

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