檻
「こちら秘密警察長官ハインリヒ・ミュラー」
「ヴィルヘルミナだ」
「大佐が私になんのようですか?」
「今すぐボルマンととゲーリングを逮捕しろ。ナチ党とゲーリングが手を組んで総統を暗殺した!」
「分かりました。すぐに向かわせます。」
これでひとまずは安心だ。
1つ心配なのが、内戦だ。内戦になった場合、必ずと言っていいほど親衛隊は敗北するだろう。
親衛隊は1週間に数回軍隊ごっこをしてるただの民間人だ...毎日手榴弾から銃の反動制御まで練習している国防軍に歯が立つわけがない。
幸い、親衛隊には管轄下の機甲師団が5師団いる...
あとはどうなるか、だ...
電話だ。
「ハイドリヒだ。」
「全国指導者閣下...!」
「いいか、よく聞け、ボルマンとゲーリングとゲッベルスを逮捕しろ」
全国指導者閣下はいつもこんな口調じゃない...それといつもより焦っている気がした...
「ボルマンとゲーリングはすでにゲシュタポをむかわせてますが...なぜゲッベルスを...?」
「逆らうな、いいからリストにゲッベルスを追加しろ」
「承知しました...」
その後、ゲッベルスを追加し、ゲッベルス、ボルマン、ゲーリングが全員逮捕されたと連絡が来た。
この混乱にドイツは耐えれるのか?