1/3
はじめに
恋愛はいかなる時も人に愛され傷つけられ育てられていく。
それは誰もが羨む恋愛か、はたまた批判される恋愛か。
人生において必ずしも必要だとは言えないが、少なくとも私は必要としてきた1人である。
求めては逃げ、そして心から愛した恋愛を書こうと思ったのも新しい恋愛に背中を押されたのがきっかけなのだ。
私はこの恋愛を何かに残しておきたかった。
ただそれだけのこと。そんな恋に必死だった作者の話である。
【登場人物】
白川 楓・・・主人公
黒木 聡太・・・主人公の5歳上の初恋相手
杉原 裕樹・・・主人公の9歳上の先輩
入江 朋子・・・のちに関わる人物
藤本 麻美・・・主人公と9年以上付き合いのある友達