表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
受験勉強していたら幼馴染みの彼女が浮気してた。  作者: タイラ・ヒラ・タイラ
本編
40/59

挨拶

昨日からすごく寒いですね。



 優太と夏葉。2人が付き合いはじめて2日。

 2人は平穏な日々をすごしていた。

 まず、2人に向けられていた悪意が、グローリアス代表の彩香が学校を訪れた日から徐々に減っていった。


 皆、気付いたのだ。

 なぜ彩香が自ら来校したのか。

 不良達の悪事……いや。犯罪を()()()()揉み消す事ができなかったのか。

 そして、夏葉の声を失ったタイミングと重なるKOYOーの活動休止。夏葉はKOYOーで、優太は話題の相棒ではないのかと……そう結論づけるまでそう時間はかからなかった。


 普通であればその正体にクラスが浮き足立ちお祭り騒ぎとなったであろう。

 だが、今回はある理由から様相が違った。いじめていた相手だったからだ。正体がバレた2人が平穏な日々を送る事ができたのだった。



《緊張している?》

 ノートの文字を見せる夏葉。

 告白したあの日、言葉にはならなかったが一瞬確かに声が出た夏葉であったが、あれ以来声帯を通しての音は彼女の口から出ることはなかった。

『何かきっかけ……夏葉ちゃんの心を揺さぶる様な何が必要なのかも……』そんな事を考えながら優太は夏葉の隣を歩く。

 顔だけを夏葉に向け、

「緊張するに決まっているだろ」

 優太はつぶやいた。

 不意に夏葉は嬉しそうな表情で優太の手を握る。2日前からするようになった恋人つなぎというやつだ。

 変わった2人の関係。ぎこちなさは残るものの、2人は頬を染め、幸せそうにその顔を少しだけにやけさせていた。2人とも初心(うぶ)なのだ。


「なあ」

 優太の声に夏葉は顔を向け、コテンと首を傾げる。その仕草が可愛過ぎて心で悶えつつも話を続ける。

「俺。殴られたりしないよな?」

 不安になり尋ねると夏葉はノートを取り出し、

《?》

「なんだか……夏葉ちゃんの両親からの呼び出し。

 まるで結婚の挨拶に行くような心境だよ……緊張する」

 優太の言葉に夏葉はあきれた表情を浮かべて。

 《昔の漫画じゃないんだから……

 私との結婚はやっぱり嫌なの?》

 一瞬だけ『ん?』と思ったが、不安そうな夏葉に優太は慌てて自身の本心を言葉にのせる。

「夏葉ちゃんとは俺は家庭をきずきたいと思っている。ただ今回は突然というか……急すぎるというか、いろいろすっ飛ばし過ぎていて心の準備が……?」

 そこまで言って、ふっと優太は気付いた。

『あれ? いつの間にか結婚の挨拶に行くみたいな話になっていないか?

 呼び出されて会いに行くから違うよな……恋人らしいことしないで結婚はさびしい』



 夏葉の両親が優太を自宅に呼んだ目的は……

 2人の将来に大きな影響を与えることとなるのだった。

【挨拶】を最後までお読みいただきありがとうございます。



夏葉の両親はなぜ優太を家に呼んだのでしょうか?

その理由は……



よろしければ、いいね/評価/ブックマーク等の足跡をよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ