夏葉の危機
ここから数話。強引な展開になるかと思います。
グローリアスと契約してから最初の休日。
優太達2人は彩香から呼び出しを受けていた。2人はコンビニでおちあってから彩香から指定された場所へと向かう予定であった。
コンビニへ先に到着した優太が夏葉を待っていると1台の車が停車した。1台1000万はするセダンタイプの高級車だ。
「優太さん。こんにちは」
「えっ。あ、彩香さん」
車の中には彩香の姿。運転席にはあさひが座っていた。
「私達もこれから向かうけけれど……一緒に乗って行く?」
と。誘われるが、夏葉と待ち合わせをしているのである。困り顔の優太からいろいろと察したのだろう。
「ここで夏葉さんと待ち合わせをしているのね?」
「はい。そろそろ着く頃……」
優太の言葉を遮るように優太のプライベート用のスマホが鳴り響く。着信の相手は静であった。
優太は彩香にひと言断りを入れてから電話にでる。
静からの着信は珍しかった。何かあったのだろうか?
その予感は的中していた。
『優太先輩。なっちゃんがっ!』
電話に出るや取り乱し慌てる静の声。普段の彼女からは想像できない様子にただごとではないことを感じ、優太は姿勢を正して静に聞き返した。
「どうした? 夏葉ちゃんに何かあったのか?」
優太はスマホをスピーカーモードに切り替え、彩香達にも聞こえるように切り替え通話を続ける……
静を落ち着かせ、何があったのかを聞き出した俺達は衝撃を受けた。彼女の話したその内容は夏葉が連れ去られたというものだったのだ。厳密には連れ去られた可能性が非常に高いという……
静の話によれば、先程まで2人はスマホ越しにいつも通りの他愛の無い会話を行っていた。
すると突然。夏葉の声が何かで口を塞がれたようにくぐもると同時に微かに聞こえてきた数人の男の声。
静が驚いている間に遠ざかっていく夏葉と男達の声。
やがて、どんなに呼び掛けてもスマホから聞こえてくるのは、車の走行音を中心とした街の喧騒のみとなってしまった……
静には微かに聞こえた男達の声に心当りがあった。それは夏葉や静と同学年の不良グループの声に似ていたという……。
数日前に体育館裏で夏葉に声をかけていた彼等である。
「っ!」
「あっ。優太さんちょっと待って!」
静との通話を終わらせるや走り出そうとする優太を彩香はあわてて制止したのだった!
【夏葉の危機】を最後までお読みいただきありがとうございます。
この話は犯罪ですね。
不良グループは何故、夏葉を拉致ったのでしょうか?
少し強引な展開がありますが、物語は佳境に入ります。
この手のストーリーは拉致や連れ去りって多いですよね。ありがちな展開ですいません。
ある2つの大きな要素を表現するにはこの展開が一番無理がなかったので……
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