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受験勉強していたら幼馴染みの彼女が浮気してた。  作者: タイラ・ヒラ・タイラ
本編
27/59

KOYOーの隣の声は……【すず視点】

突然、すずの妹が出てきたと感じる方が多いと思いますので捕捉。


ライブ2【すず視点】のラストで一瞬だけすずの妹が出てきます。

ラストの文の違和感すごい。無理矢理言葉を付け加えた感がすごい……狙いがあるとはいえ……



 土曜日。

 れんとのデートは最悪なものとなってしまった。

 この日、私ははじめてれんに乗りかえたことを激しく後悔したのだった。



 痛む頬を手でおさえ私は途方にくれていた。

 頬のこの痛みはれんに殴られたのだ。殴られた頬があまりにも痛む。

 鏡で確認してみたところ殴られた所が赤く腫れていた。


「最悪」

 優良物件かと思っていたられんは外面(がわ)だけのハリボテだった。



 私は今日のデートを思い出す。

 彩香とか言った女がれんに婚約破棄を突き付けて駅前の広場を去ってからのこと。


「れん?」

 両膝を地に着け力無く項垂れるれんに私はおそるおそる声をかけてみる。

 私にはどうしても確認しなければならないことがあったのだった。

「さっきのデビューが白紙って本当……なの?」

 私の問いかけに彼は、私を睨み付けると叫んだ!

 それは、私が予想しうる最悪な内容であった。

「そうだよ。白紙だよ。

 デビューまであと少しってところまでこぎ着けたのに……【HIT DOG】のデビューが無くなっちまったよ。

 お前のせいで俺の人生もう終わりだよ……。この尻軽女がっ!」

 突然、れんが立ち上がり、私に近付くとっ!

「キャァァァ……がっ!」

 激昂したれんに顔を殴られた私はその場に倒れ込んでいた。


 いまだに倒れている私をれんは血走った目で睨み付け、『ビッチ』だの『彼氏が居るのに浮気するグズ女』だのと罵り罵倒する。

「っ!」

 れんの余りに理不尽な言葉の数々に泣きたくなる私。


 だって……



 れん。私に声をかけてきた時。彼女居ないって言っていたじゃない……


 私。れんに誘われても……大好きな彼氏が居るからって断っていたのよ……なのにれんが……メジャーデビュー直前(地位と名誉にお金)あるから、俺の方が君を幸せにできるって言ってくれたよね?


 その言葉信じたのに……嘘だったってこと?


 私すごく迷って……れんを選んだんだよ。

 何一つ不満の無かった大好きな幼なじ……



 気が付くと涙が溢れていた。

「そっか……私。簡単なはずだった選択肢を間違っちゃったんだ……」

 思考を現実に戻すと私は疲れた笑みを浮かべ、流れ続ける涙を拭う。


「ユウ君に謝らないと……」

 れんの言葉を信じて舞い上がっていた私は幼馴染みのユウ君に酷いことを言って別れてしまった。

 今日、自分が体験してはじめてどんなに辛いことであったのかを知った。

 ()()()()を知っている私達なら別れる前(むかし)よりもいい関係をきずいていけるよね。


 ユウ君とのこれからの日々を思い浮かべていると、そこに1件の着信。妹からの着信であった。

「お姉ちゃん!」

 電話に出るなり妹の興奮した声が聞こえてくる。妹がここまで興奮しているのは珍しい。

「どうしたの?」

 戸惑いつつ私は興奮する妹に問いかけた。


「KOYOーの動画。動画の彼……きっと優太さんだよっ!」

「へ?」

「初めて聞いた時。どこか身近な所で聞いたような気がしていたんだ。やっと思い出せたよ……

 あとでサイン貰っちゃおっと。あれ、ひょっとして優太さんに頼めばKOYOーさんのサインも貰え……る?」



 KOYOーの動画。数日前からクラスでも話題になっていた。

 歌ってみたで活動する人気YouTuberなのにコラボはNGといわれていた彼女がカラオケではあるが初めて誰かと一緒に歌っていた……と。

 KOYOーの彼氏ではないかと誰かが騒いでいた。

 当時の私はれんの事で頭がいっぱいで全く気にしていなかった……



「そういえばお姉ちゃん。優太さんとケンカでもしている?」

 妹の鋭い言葉に心臓がドキッとする。

「な、何でそう思うの?」

「お姉ちゃん。最近、雰囲気が変わったというか……言葉にするのが難しいけれど……お姉ちゃんと優太さんって感じじゃないのよね。自分で言っておいて意味わからないけど……

 もしケンカしているなら早く仲直りしないと誰かに取られちゃうよ…………なんてね。じゃあねお姉ちゃん」



 私は妹からの通話を終わらせるとれんと付き合う前はよく聞いていたKOYOーのチャンネルにアクセス。妹の言っていた動画を見つけて再生する。

 曲が流れはじめ、そして……

「っ!」

 息を飲む私。

 昔から色々と気付く妹の言う通り、この歌声は何度も聞いてきた声。間違いなくユウ君の歌だった。


 なぜKOYOーと一緒に歌っているのか等の疑問が残るが、

「早くユウ君に謝らないと……」

 私の特等席が……ユウ君の隣。彼女のポジションが奪われてしまう。

「そんなの嫌だ!」


「ユウ君優しいから許してくれるよね。それに今の私ならユウ君の気持ち……いち番わかってあげられるから……」

 私は謝れば直ぐにもとの場所に戻れると勘違いしていた。

 通学時にユウ君と待ち合わせに使っていたT字路で感情の感じられない視線を向けられる迄は……


〖KOYOーの隣の声は……【すず視点】〗を最後までお読みいただきありがとうございます。



すずの彼女に戻れるという理論というか理由が……書いていて怖かった。

書いていて登場人物達が初期設定からどんどんかけはなれていってしまう。ストーリーが破綻しないように注意しなければ……



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― 新着の感想 ―
[一言] ザマァの収穫祭じゃ〜!!
[一言] まったく関係ないけど、この間男で昔Jkにやばいと思ったけど性欲を抑えられなくて逮捕された某歌い手を思い出して笑ってしまった
[良い点] 地位と名誉と金に惹かれるという欲望に正直に生きている点。
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