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貞操逆転世界で好き放題  作者: miguel92
芸能編

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83.マットの上で下剋上



 警護員淡路島(みどり)、優しいお姉さんで、狂った世界での常識人だと思っていたのだけど、とんでもない性癖の持ち主だった。


 いや、この言い方は正しくない、淡路島さん、もともとは普通の性癖だったそうだ、男性警護員の訓練課程で男性に欲情しない様に性癖を歪められるそうだ。

 本人の談によると、気絶するほどの痛みと、昇天してしまう程の快感が交互にやって来る。

 自尊心は破壊され、男性の下僕となる様に条件付けさせられるそうだよ。



 トラウマになりそうな大人のホテルデートの後は、歩いてマンションまで帰る。

「こうやって歩いて帰るのも久しぶりだよね」


「ええ、わたしも、こういった散歩は好きですよ」


 ほんの少し前まで蹴られて喜んでいた変態警察官は、頼りになるお姉さんに戻って、フンワリと俺を守ってくれる。


 マンションの入り口でキレイなお辞儀をして俺に挨拶をする淡路島さん。

「カイト様、今日はデートをありがとうございました」


「ああ、色々あったけど、面白い日だったよ」


 ▽


 淡路島さんから俺を申し送られたコンシェルジェのセリさん。

「カイト様、お帰りなさいませ。

 お手紙が届いておりますよ、結構な量ですのでベルガールに運ばせますね」


「手紙? 俺に、何だろう、ファンレターかな」


「さぁ、変わった消印が捺されていましたよ」


 ▽


 大量の手紙は妊娠した同級生達からだった、紫陽花あじさいちゃんや、隣のクラスの星羅せいらちゃんや、明星あけほしちゃん。

 毎日のんびりと楽しく過ごしているそうだよ、復学できるように学校の勉強もしているそうだ。

 写真も同封されていて澄まし顔だったり、ピースサインだったり。


 ゲーム大好き人間の鈴蘭ちゃんは硬い報告書みたいな箇条書き、この子国語は得意だったはずだけど、作文は別か。

 優等生のダリアちゃんは口語体の会話みたいな文章。

 向日葵ひまわりちゃんは……この子、官能小説みたいだね。


 突然別れた同級生達に意外な場所で再会出来た喜び、みんな幸せそうだね、何度も手紙を読み返していたら、葵咲あおいの食事の合図に気がつかなかったよ。


 ▽


 夕食は葵咲あおいと二人、俺に話を振ろうと頑張っているけど、桜ちゃん先生に比べたらまだまだ幼い。

 それでも一生懸命頑張っている姿を見ると微笑ましい。

 こう言った日常を過ごせるのが一番の幸せだよ。


 今日は同級生達と再会出来たので、何でもない日常が嬉しく感じる。


「お兄ちゃん、今日は嬉しい事がありましたか?」


「まぁ、色々あった一日だけどね、嬉しそうに見えるかな?」


「嬉しそうと言うか、自信満々に見えますよ」


 何と言うか同級生達の手紙を読んでから、今までの曇り空だったのが、雲の切れ目から日が差してきたみたいだよ。


 ▽


「カイト様、そろそろお風呂はいかがでしょうか?」

 メイドの百葉ちゃんが俺に言う。


「今日は誰と誰?」


「葉子と木の葉でございます。

 あの、わたくしがこの様な事を言うのはどうかと思いますが、カイト様は無理をなさらないでください」


「俺の上は嫌だったの?」


「とんでもありません、わたくし共の様なメイドには過ぎたご褒美でございます」


 俺は最高級の生ディルド、19歳の女性はメイドの職業倫理とたぎる性欲のはざ間で揺らいでいる。


 メイドとしては性欲解消の為に主人に跨るなんてとんでもない、と言う考えだが。

 いざ、自分がお風呂係の順番になると、優しいご主人様のご褒美に鼻の穴を広げ、みっともないメス顔ご奉仕。



「なら良いじゃない、行こうか」


 百葉ちゃんに連れられ浴場に向かう。

 お姉さんメイドは、細い指でまとった衣を丁寧に剥がしてくれる。

 まだ淡路島さんの香りが残っている物が目の前に出て来ると“カアーッ”と顔を真っ赤にする。



 お風呂当番の木の葉ちゃんと葉子ちゃん、全身を使って俺を清めてくれるのだけど、早くも俺は元気イッパイ、おヘソにまで届きそうだよ。

 ジャグジーに入っても収まる気配はない。


「今日はマットをお願いね」

 主人はこう言った提案は遠回しに言わないといけない、

 メイドのお約束だそうだが、俺の下腹は、もっと直接的な事をお望み。


『はい、かしこまりました』


 笑みを隠せず、頬を緩ませながらマットの準備をしている葉子ちゃん。

「カイト様、準備が出来ました」


「葉子ちゃんと木の葉ちゃん、いつも俺にご奉仕で大変じゃないの?」


「いえ、わたしはメイドですので、ご奉仕こそ本懐です」


「今日は俺がシテやるよ」

 いつも俺に跨っているけど、男の本気をみせてやるよ。


 いつもより激しい音が浴場を満たす。


 ▲


 脱衣場で待機していた百葉ちゃんが俺を清めてくれる、汗とローションと、糸状になったたんぱく質が排水溝に流れていく。


 葉子ちゃんと木の葉ちゃん、数日間溜まりに溜まった俺の欲望を叩きこまれ、マットの上で青色吐息。


 百葉ちゃんが清めてくれる間にも元気を取り戻して来た俺。

「ねぇ、百葉ちゃん」


「はい、なんでございましょう」


「夜伽もメイドの仕事なのかな?」


「はい、メイド一同、誠心誠意ご奉仕させて頂きます」

 葉子ちゃんと木の葉ちゃんはもう使いものにならないから、メイドさんは4人か。

 復活の夜はお祭りだよ。



 ついに復活した主人公です。

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