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第84話「自由の反撃──選んだ絆で封鎖を打ち破れ!」

──セントラル王国による貴族連合の“経済封鎖”が始まって三日。


リベシティの市場からは輸入品が消え、

外貨は目減りし、物資も停滞──

だが、街には不思議な“焦り”がなかった。


なぜなら、リベルたちはずっと前から、“自分たちで選ぶ経済”を模索してきたからだ。


ティア:「商会が来ない?じゃあ、村と直接やりとりしよう!」

ハルク:「外貨が動かんのやったら、街の中で“信用通貨”回せばええ!」

ミーナ:「農園も工房もある。あたしたち、“依存しない選択肢”ずっと作ってたじゃない!」


【発動:都市スキル】

《選ぶ力・地域循環》──“自立経済圏”が稼働!


リベル:「この街は、最初から“輸入された価値観”じゃなく、

“育てた信頼”を通貨にして生きると決めた街だ!」


町中に設置された“信用掲示板”には、次々と取引の希望が書き込まれる。


「自家製保存食10瓶 → 修理道具一式と交換希望」


「読み聞かせボランティア1時間 → 夕食1回分OKです」


「畑手伝い可。1日=生活点2点分でどう?」


【発動:取引スキル】

《選ぶ力:価値の再定義》──貨幣に頼らない“納得の取引”を設計!


だが、その動きを知った貴族連合は、

リベシティに「偽金・違法通貨使用」の罪で正式通告を出してきた。


──その時だった。


バリ師匠、再び登場!!


「そろそろ出番か思てな!

この通貨は“信用”を基盤にしとる。王国の法律が通用するとは限らんやろ」


彼が提示したのは、かつて天領区でも使用された“選択通貨条約”。


『通貨は、価値を共有する者たちによってのみ“合法”たり得る。』


【世界法技:バリ師匠発動】

《選択経済原則》──“選んだ価値観”に基づく通貨は、正当な取引手段と認定!


リベル:「もう“誰かの都合で動かされる経済”はいらない。

俺たちは、信頼で動く。“選べる暮らし”は、それ自体が資本なんだ!」


住民たちの取引掲示板には、ついにひとつの張り紙が貼られる。


『この街の通貨は、“人生の選択を信じ合う”ことで価値を持つ。

金では買えないものを、信頼で回そう。──リベ市信用共栄会』


【スキル進化:リベル】

《選ぶ力・自由経済》──通貨も制度も、自分たちで作る街へ!


貴族連合の使者が再び訪れたとき、

リベシティは“封鎖されている街”ではなかった。

それは、“つながり合う共同体”だった。


使者は言った。


「……これはもはや、ただの反乱ではない。思想だ。

“選ぶ自由”とは……人の生き方そのものを変えてしまう……」


風が吹いた。


選んだ信頼。選んだ価値。選んだ未来。

リベシティの空は、以前よりも少し高く、広く感じられた。


【To be continued...!】

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