第80話「リベシティ建国宣言──選べる未来はここにある」
──その日、リベシティは静かに、しかし確かに歴史を刻んだ。
広場の中央に設けられた演壇。
集まったのは、旅の仲間たち、協力してくれた村や街の代表者、
そしてこの街で暮らし始めた人々──老若男女、あらゆる“人生”を抱えた者たちだった。
リベルは一歩、前に出た。
リベル:「──オレたちは、選ぶことを望んだ。
働き方、暮らし方、生き方、付き合い方。
けれど、そんな当たり前すら選べない世界で、オレは倒れた」
「でも、この異世界で、たくさんの人と出会い、
“自由を得る力”を少しずつ身につけてきた。
そして気づいたんだ。
自由とは、奪う力でも、逃げる力でもなく──“自分で選ぶ力”だってことに。」
風が吹いた。
その風に、旅の思い出が乗る。
マネヘル村での節約と知恵。
ホケマクリ村での保険との向き合い。
デルシティでの心を育む支出。
ザイモスでの“守る”戦い。
シャチークラでの“稼ぐ”意味。
そして数え切れない仲間たちの想い──
リベル:「ここに宣言する。
我ら“リベシティ”は、『選ぶことを諦めない者たちの街』である。」
「貯める力で備え、
稼ぐ力で生き、
増やす力で育て、
使う力で心を満たし、
守る力で未来を抱く。
この街は、“自分を信じて選べる者”のためにある!」
一瞬の沈黙。
だが次の瞬間、拍手が湧き起こる。
そして歓声が、空にまで届く。
ハルク:「やったな、リベル。ここまで来たで……」
ミーナ:「あたしたち、夢じゃなくて“選んだ現実”を生きてる」
ティア:「まだまだこれからだけど……この街なら、大丈夫」
【スキル覚醒:リベル】
《建国》──新たな社会の設計者として、伝説の始まりを刻んだ!
この日、“自由を築く街”リベシティは、正式に誕生した。
そして、ここからが本当の冒険だ。
“選んだ未来”を、どう育てていくか──
【To be continued...!】