第78話「文化と学び──心を育む街へ」
──リベ・ファームの基礎が整い、暮らしが安定し始めた頃。
リベルたちは次の課題に直面していた。
それは、“心の自由”──
つまり、「学び」や「文化」によって選べる人生の幅を広げるというテーマだった。
ティア:「ようやく生活の基盤ができたけど……
“心”の栄養がまだ足りてない気がする。学びや、感性に触れる場所が必要だよ」
ミーナ:「子どもたちも増えてきたし、学び舎が必要よね。
でも、学校っていうより、“自分で学びたいことを選べる場所”がいい」
ハルク:「オレは読み書きすら苦労した身やからな……
自分で選べるなんて、夢みたいやったよ」
リベルは小さく頷いた。
「じゃあ、ここに作ろう。
名付けて──“ライブラリベ”。
図書館、学び舎、創造の場……全部が詰まった、知の広場を」
ライブラリベ設計案
「学ぶ自由ゾーン」:読み書き・歴史・経済・起業知識など、誰でもアクセス可能
「やってみる工房」:魔導実験・修理体験・料理・農業など、体験型ラボ
「表現ホール」:音楽、演劇、落語(!?)、誰もが自分を表現できる舞台
デルシティから到着した文化支援隊のエルナは、
笑顔でこう言った。
「この街には、
“何になりたいか”じゃなく、“何を知りたいか”で生きる人が増えそうね」
【スキル獲得:リベル】
《創造の場の設計者》──「自由な学び」が街の中核に!
その夜、リベシティ初の“夜の読み聞かせ”イベントが開催された。
ミーナの読み上げる物語に、子どもたちは目を輝かせ、
ティアの語る冒険談に、大人たちは夢を思い出した。
リベル:「知識は、奪われない。感性は、忘れられない。
そして、それを育てる場所は──この街の宝だ」
こうしてリベシティは、ただ住むだけの街ではなく、
**“自分を育てるためのフィールド”**へと進化を始めた。
【To be continued…!】




