表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/192

第63話「“浪費”と“投資”──境界線を引く者たち」

デルシティ滞在2日目。


リベルたちは、街で開かれている“支出アート展示会”に足を運んだ。


そこには、購入履歴やレシートをキャンバスに貼り付けた“消費の記録”や、

高額ギルド服・アクセサリーの金色に輝く展示などが立ち並んでいた。


エルナ:「見てよ、これ。『使うことがステータス』って価値観が、もう作品になってる」


ハルク:「“金使いが派手なほどカッコいい”ってな。

……笑えねぇ」


そんな中、1枚の展示が目を引いた。


──タイトル:『再生』


古びた道具に補修の跡が施され、手入れされた姿と、

隣に置かれた「教育費・生活改善支出」の記録帳。


その前に立っていた初老の職人──ガルド。


ガルド:「使うことは、“価値を育てること”でもある。

この展示は、孫の未来のために“投資”した記録さ」


ティア:「……この人、使ってるんじゃなくて、“託してる”んだね」


リベル:「『浪費』と『投資』──違いは“目的”と“意志”だ」


ミーナ:「そして“見える化”してる。だから、人に伝わる」


その展示は、審査員特別賞を受賞していた。


エルナ:「リベルたちに出会ってなかったら、わたし、この展示見逃してたかも……」


リベル:「“使う”って、本当に奥深いな」


エルナは、《目的と感情の整え術》を覚えた!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ