第56話「揺れるカフェ・クラフト、そしてリベルの反撃宣言」
シャチークラの片隅で、密かに人々の関心を集め始めたキースの「カフェ・クラフト」。
リベルたちの助言で開設した魔導通信の“副業支援掲示板”は、
日に日に閲覧数を伸ばし、相談者も増えていた。
だが──
黒印ギルドは動いた。
ある朝、カフェの扉に赤い札が貼られていた。
『未登録営利活動に対する停止命令』
発令者:黒印ギルド 監査部門
キース:「……ふざけんなよ……。これ、嫌がらせってレベルじゃない」
ミーナ:「いよいよ本格的に動いてきたわね。これはもう、“街ぐるみ”よ」
ハルク:「あのギルド、完全に行政も取り込んでやがるな……」
キースは項垂れた。
けれど──諦める気配はなかった。
キース:「……オレ、もう後戻りしたくないんだ」
「また誰かに人生を決められる場所に、戻りたくない」
その時、
リベルはふっと目を細めて言った。
リベル:「だったら、“仕組み”で勝とう」
「この街の連中が“ルール”を使ってくるなら、こっちは“自由のモデル”を見せつけてやるんだ」
【プロジェクト発足!】
■ 名称:「シャチークラ・フリーライフ構想」
■ 目的:副業・転職・スキル活用で“自由な稼ぎ方”を示す
■ 方法:魔導SNSで事例共有、無料セミナー開催、拡散キャンペーン展開
ティア:「#フリーな自分、はじめました とか付けて拡散しよう!」
ミーナ:「感情を動かす“物語”が、人を動かす。実践者の声を集めるのよ」
ハルク:「よし……炎上覚悟でガンガン行くぜ!」
そして、シャチークラの掲示板に
リベルたちの大胆な宣言が貼り出された。
『稼ぎは、選べる。
働き方は、人生のカギだ。
黒印ギルドに“使われるな”。自由を掴め。』
リベル:「さあ──“反撃”開始だ!!
【To be continued...】