第2話「自由を掴むための力」
──まだ俺は、光の中を、俺はふわふわと漂っていた。
ぼんやりとした意識の中、再びあの神様の声が響く。
「リベル・アーツよ。
お前には、"自由"を手に入れるための特別な力を授ける」
俺は、ぼんやりと問いかけた。
「特別な……力?」
神様はにっこりと笑う。
「うむ。
お金にまつわる五つの力──
これを極め、使いこなすことこそ、自由への道だ」
神様の手元に、五つの光る宝石が現れる。
それぞれ、違う色に輝いていた。
○「貯める力(支出管理の極意)」
○「稼ぐ力(無限に生み出す力)」
○「増やす力(資産を運用する知恵)」
○「守る力(資産を守りぬく盾)」
○「使う力(豊かに生きるための選択)」
「この五つの力をお前に与えよう。
だが、忘れるな」
神様の顔がふっと引き締まる。
「この力は"ただ生きるため"のものではない。
自分のために、仲間のために、そして新たな自由の地を築くために、使うのだ」
俺は、ゴクリと喉を鳴らした。
何かが、胸の奥で熱く燃え始める。
(自由を──手に入れる……!)
「さあ、行け!リベル・アーツ!
新たな世界で、真の自由を掴み取れ!!」
神様が手をかざすと、
五つの宝石が光の矢となって、俺の胸に飛び込んできた。
──力が、満ちる。
心に、確かな確信が芽生える。
(今度こそ、俺は……)
──ドン!!
まるで地面に叩きつけられるような衝撃と共に、
俺は異世界の土を踏みしめた。
見渡す限り、広がる大地。
澄み切った空。
そして一面広がる砂漠。。。
なぜここに落とした──
でも、ここからだ。
俺の、自由への冒険が始まる──!!
【To be continued...】