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第178話 「noteが“出会い”を連れてきた。初めての企業案件」

──あのnoteが、こんな形で“繋がる”なんて。


 


数日前に公開した健太郎のnote

『未経験からクラウドワークスで1万円稼ぐまでの道のり』が、思いのほか反響を呼んだ。

自分の体験、苦労、反省、それでも諦めなかったこと──

すべて赤裸々に綴った記事は、数百円という価格にも関わらず、静かに売れ続けていた。


 


そしてある日、DMが届いた。


「はじめまして。note記事を拝見しました。

とてもリアルで誠実な文章に感銘を受けました。

当方、個人事業主向けのサービスを運営しており、

当社ブログで記事執筆をご依頼できればと思っております──」


 


目を疑った。


noteのたったひとつの記事が、まさか仕事を連れてくるなんて。


 



 


数日後、Zoomでオンライン打ち合わせ。


画面の向こうにいたのは、30代後半の男性──

落ち着いた口調で、こちらの話をよく聞いてくれる人だった。


 


「副業を始めたばかりの人に向けた、“最初の一歩”の記事をお願いしたくて。

健太郎さんの文章には、実体験に裏打ちされた説得力があるんです」


 


照れる。けど、正直にうれしい。


まるで、かつての自分に向けて文章を書いていたことが、

誰かの“未来”に繋がっていたようで。


 


報酬は、記事1本あたり5,000円。

クラウドワークスでやっていた単発案件よりも高い。


 


何より、「あなたに書いてほしい」と言われることが、

健太郎にとっては“何よりの報酬”だった。


 



 


自宅の机。夜の10時。


今日もnoteを開いて、編集ページを立ち上げる。


けれど今度は、報酬が発生する“仕事としての執筆”。


 


(好きで始めたことが、仕事になるってこういうことか……)


 


学んだこと、経験したこと、感じたこと。


それらが読者の行動を変え、その結果がまた自分に戻ってくる。


これが“循環”だ。

リベシティでいう「5つの力」──まだ全部手を付けてないけど、直感的にわかる。


『価値のあることを発信し、信頼を得て、また仕事になる。

これは、自由を目指す者が知るべき、人生のループだ』


 



 


原稿を納品した数日後、先方からメールが届いた。


「記事、素晴らしかったです!ぜひ次回もお願いできますか?」


 


健太郎は、そのメールを何度も読み返した。


──あの頃、ただ終電で疲れていた“会社員の自分”には想像もできなかった未来。


いま、自分は確かに「選ばれる人間」に少しずつなっている。

【次回予告】


健太郎の“実績”が積み上がる中、ふと耳にした、ある言葉──

「自由に生きるために、まず学ぶべき“お金の教養”があるらしい」


次回:

「人生を変えた声──“両学長”との出会い」

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