第143話 「神の導きか、人の自由か──アヴァ・ノミアの神官団、来訪!」
──リベシティ中央議会、迎賓ホール。
純白の衣をまとった者たちが、静かに足音を響かせる。
金と銀の刺繍、沈黙をまとった神官たち──彼らは、宗教国家アヴァ・ノミアの代表団だった。
その中心に立つのは、聖職者にして外交顧問──マナリア・エル=シェルド。
マナリア:「──我らは祝福を携えて来訪しました。
しかし同時に、貴殿らの“放縦な思想”に対し、真実の光を届ける使命も負っています」
ミーナ(小声):「うわ……めっちゃ刺してくるじゃん、第一声から」
ティア(同じく):「“自由”が放縦扱いって……これはガチ思想バトルだね」
リベルは、一歩前に出る。
リベル:「ようこそ、アヴァ・ノミアの皆さん。
我々は“選べる”ということこそ、神に与えられた本当の祝福だと信じてます。
……“信仰”もまた、選ぶものだと」
マナリア:「それは違う。信仰は、選ぶものではなく“授かる”もの。
そして民を正しい道へ導くのは、神託の導き──自由に委ねれば、心は堕落する」
【思想衝突:信仰 vs 自由】発生!
・アヴァ・ノミア側は“自由”が社会秩序の崩壊を招くと主張
・リベシティは“選択の責任”を育てることが、真の安寧だと返す
リベル:「でも、“導かれること”が常に正しいとは限らない。
誰もが自分の人生を歩いていいはずだ──たとえ、迷う日があっても」
マナリア:「……ではその迷いで、いくつの魂が傷つくか。
その答えを、見せていただきましょう。
我らは、“あなた方の街”を調査させていただきます」
アヴァ・ノミア代表団、街の視察へ!
→ 特に“教育区”と“文化区”の自由思想に注目している模様!
→ 彼らのレポート次第で、“宗教的異端認定”を受ける可能性も……!
リベル:「……見せてやるさ。
“選んで生きてる”ってことが、どれだけ強くて優しいかを──」
次回:
「信仰の目が見たリベシティ──試される“自由の暮らし”」
【To be continued…!】