第136話 「決断の章──二つの自由、ひとつの未来」
──リベシティ・評議会議場。
全都市代表が集められ、緊急議題が上がっていた。
「ゼロ共和国との交渉、打ち切りを提案。
入植行動は明確な侵略。
軍事対応を含めた対策を決定すべき──」
ハルク:「このままやと、街が“ふたつ”に割れる……。
けど、オレらが剣を抜いたら、“自由”が“正義”から離れてまうんちゃうか?」
ミーナ:「リベル……決断の時よ。
どうする? 私たち、信じた理念を守るために──“戦う”?」
ティア:「……それとも、“もう一度、言葉で伝える”?
たとえ、何度踏みにじられても……」
リベルは、ゆっくりと椅子を立ち、
静まり返る議場の中、まっすぐ前を見据えて言った。
リベル:「──交渉は、打ち切らない。
だが、侵略行為は看過しない。
この街の“自由”は、誰にも壊させない」
「俺は、“選ばない自由”も否定しない。
でも、“奪う自由”を許す気は、毛頭ない──!」
【最終交渉方針・採択】
・ゼロ共和国に対し、最終通告を送る
→ 入植団即時撤退、自治区との平和共存を再交渉
・拒否された場合、全自由連邦議決により
→ 「自由防衛戦略条項」が発動される
その夜。
リベルはひとり、丘の上にいた。
その手には、かつてアシュと交わした“自由について語った手紙”があった。
リベル(独白):「……アシュ。
もしお前が、“選ぶ”ことの意味をもう一度考えてくれるなら──
この手紙が、最後の橋になるかもしれない」
だがその翌朝──
ゼロ共和国から届いたのは、こう記された黒き封書だった。
『選択は、完了している。
我らは、“自由の戦火”を恐れない。』
【自由連邦防衛条項:発動】
→ いよいよ、“最後の選択”が目前に迫る!!
次回:
「自由防衛戦争・開戦前夜──決意と再会の朝」
【To be continued…!】




