第130話 「分断の足音──選ばれた自由、すり替えられた自由」
──リベシティ南部・ザ・フラット地区。
そこは、自由建国後に急成長した新興エリア。
人も商売も急増したが、生活格差や孤立が広がり、
「自由疲れ」とも言える疲弊感が漂っていた。
そこに──ゼロ・ギルドは入り込んだ。
アシュ=ノクスは、“選ぶ力”の副作用を見抜いていた。
「選んだ先に“自己責任”しかないなら、
人はやがて選ぶことそのものに疲れる」
「だったら──“選ばなくて済む”新しい自由をくれてやる」
ゼロ・ギルドによる「選択放棄区」の設立:
・賃金・仕事・生活すべてが最低保証される代わりに、
自ら意思決定を一切放棄するエリア。
→ それを“自由からの解放”と呼び、希望する若者が急増!
ミーナ:「あの人たち、“自由に選ばない”って選んでるのよ……皮肉だけど……!」
ティア:「選択肢の放棄も“自由”なの? 本当にそれでいいの?」
ハルク:「けどなぁ、リベル──
オレらが築いてきた街や。今、“考えなくていい場所”になりかけとるで……」
リベルは、崩れかけた図面を見つめながら、静かに言った。
「“自由を守る”ってのは、
“自由の意味を問い続ける”ってことなんだ──」
「この街を“好き勝手な夢のテーマパーク”にしないために、
もう一度、“自由の再設計”を始める──!」
【新ミッション発動】
「ゼロ・ギルドの“選択放棄構想”に対抗する、
“責任ある自由社会”のビジョンを提示せよ!」
だがその頃、ゼロ・ギルドのアジトでは──
アシュ:「リベルが言葉で攻めてくるなら、
こっちは“揺さぶり”をかける。
次の一手は、こっちの“内側”を突くぞ……!」
→ ゼロ・ギルド、リベシティ内側からの“協力者”を動かし始める…!
次回:
「内部崩壊の兆し」──リベシティに潜む裏切り者!?
【To be continued…!】