第119話 「封じられた知──学びを禁じられた国へ」
──リベシティの自由連邦構想が広がる中、
一つの“黒い領地”が地図に浮かび上がった。
その名も──知識封鎖領
かつては学術国家として栄えたこの地は、
数十年前、知識による階級革命の失敗をきっかけに、
すべての“学び”と“文字”を政府が独占。
一般市民には「教育」が禁じられたまま、
ただ指示通りに働くだけの世界となっていた──
ティア:「……ここ、本当に文字がないんだ……」
壁の看板には“記号”だけ、新聞もない。
学校という施設は封鎖され、街には“標語の音声”だけが響いていた。
「疑問を持つな。考えるな。信じよ。従え。」
ミーナ:「……ここ、本気でやばいわ……」
ハルク:「学びを奪われるって、こんなに街の空気を殺すんか……」
街角で出会ったのは、
秘密裏に古文書を収集していた青年──ユーク=ローヴァ。
彼は、かつての学術都市で教授だった父を持ち、
“教える”ことの尊さを密かに信じていた。
ユーク:「リベシティの噂は、地下の通信網で聞いてました。
お願いします。どうか、この国にも“学びの光”を──」
リベル:「ああ。
“学ぶ自由”すら禁じられてる国で、
俺たちは“選べる未来”を取り戻しに来た」
【新ミッション発動】
「知識封鎖領に、自由型“秘密図書ネットワーク”を設置せよ」
→ 学びたい者同士が、文字を覚え、互いに教え合う“闇の学校”を創れ!
リベルたちは、再び静かに動き出す。
バトルはない。
だが、“最も静かで強い戦い”が、今始まろうとしていた。
次回──
学びを解き放つ秘密の学校「リベル・アーツ学園」誕生!
希望は、言葉と共に届く。
そして、再び自由が灯る──
【To be continued…!】