第111話 「思考の牢獄──“選べない世界”との全面戦争!」
──翌日。
リベシティ上空に、**“光の檻”**が現れた。
それは巨大な魔導フィールド。
正式名称──《エクスポージャ・ゼロ》。
【敵スキル展開:ロジカル=ヴェルス】
《選択遮断結界・思考統制領域》
→ 一定範囲内で、“思考の分岐”を遮断。選択肢を認識できなくなる!
市民A:「……え?どっちを選ぶんだっけ……?」
市民B:「まさか……考えること自体が……できない……!?」
ティア:「あれ……これ、おかしい……“判断できない”……!?」
ミーナ:「頭の中が……白く……何が“私の意志”なのか……分からない……!」
ハルク:「くっそ……!このままじゃ、“誰かに任せた方が楽”って思考に流されちまう!!」
リベル:「それが狙いだ……!この領域の目的は、“思考そのものの停止”。
つまり、“自由の力の根幹”を潰しにきてる!!」
【スキル覚醒:リベル】
《自由の力・想いの再起動》
→ 絶望の中でも、かすかな“選びたい気持ち”を呼び覚ます!
リベル:「お前ら……思い出せ!!
俺たちは、選べなかった人生から逃げてきたんじゃない。
“選べる世界”を創りたくて、ここまで来たんだろうがァァァァァ!!!!」
その声が、光の檻に揺らぎを生む。
ミーナ:「……そうだ、私は……自分で選びたい」
ティア:「“誰かが正しい”なんて世界……もう要らない!!」
ハルク:「この街が、“自由に迷える場所”であるために──立て!!!」
【リベシティ総力戦スキル発動】
《五つの力・意思防衛陣:ブレイン・ライジング》
→ 市民一人ひとりの“考える力”が結界に反発し、全域を揺るがす!
──その瞬間。
結界の空に“ノイズ”が走った。
「──思考異常反応、拡大」
「意思干渉、逆流を検知……!」
ロジカル=ヴェルス:「……理解不能だ。
“自由意志”は、効率では制御できないというのか……!?」
リベル:「そうだよ、ヴェルス。
自由ってのは、“効率”じゃ測れねぇんだよ!!
“選ぶ”って行為は、不確かで、非合理で……
だけど、それこそが人が生きる意味そのものなんだ!!」
【最終カウンター技:リベル】
《自由の力・決断の自由解放》
→ 檻の中で苦しむ全員の思考回路を、感情と記憶で再構築!
そして空が割れた。
光の檻は音もなく崩壊し、リベシティは再び“自ら選ぶ空”を取り戻す。
ロジカル=ヴェルスは静かに敗北を認めた。
「……自由とは、最も不安定で……最も尊いものだな」
「君たちは、“人間の尊厳”を選び続けた」
【戦闘終了──選択の自由、完全奪還】
リベルの新称号:
《自由の守護者・ファースト・デシジョン》
→ “思考の戦場”においても、選択の灯火を消さなかった者
リベル:「選ぶってのは、
“誰になりたいか”を、毎日決めるってことなんだよ」
【To be continued...!】




