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コントラクト&セブンス  作者: 空乃
大罪人 〜憤怒編〜
28/33

大罪人の戦い

「ハア…ハア…」

「凛、大丈夫か?」

「ハア…ハア…うん…大丈夫…だけど」


凛の前に立ちはだかる男。渚真冬。

そいつが手にしている武器はムチ。不確定要素がありすぎて近づきにくい。


「さあ、サタン。俺達も行こうか!」


ブゥンブゥンと音を立てて近づいてくる。


「レヴィ、どうすれば…」

「そこ!無駄話はしない!」

「うわっ!?」


僕の身体を捉えられなかったムチはそのまま壁へと勢いよく突き刺さった。


「あんなの当たったらひとたまりも…」

「今だ!凛、距離を詰めて一気に叩くぞ…!」

「分かった!うおおお!!!」

「ふっ…来い」


真冬はニヤリと笑いムチを持つ右手を振った。

次の瞬間、僕の右手の剣にムチを絡ませたのだ。

そのまま右手を気にしながら真冬へと突っ込んでしまい、右手に視線を送った瞬間お腹に激痛が走った。


「ぐっ…!!」


凛のお腹には真冬の右足の蹴りがもろで入った。

僕はそのまま吹っ飛ばされて倒れ込んだ。

…無理だ。勝てない…。


「凛!凛!しっかりしろ!」


無駄だよ…勝てない…殺される…きっとここで死んだ…僕…。

意識が遠のいていく…


死にたくないな…


「りん、おきて…!」


まただまたこの声。

この声やっぱり聞き覚え、ある…。


「りん!」


その瞬間一人の女の子の顔が浮かんだ。

…渚小春…?

どうして小春の顔が…


「…!」

「…凛!大丈夫なのか!」


僕はふらふらで立ち上がり、こちらに向かってゆっくりと向かってくる真冬に口を開いた。


「小春の夢を見ました」

「いきなりなんだい?」

「そこで分かった。俺は…小春を昔から知っている…」

「…!だからなんだというんだ!」

「凛!構えろ!」


真冬が何かにイラつきながらダッシュで向かって来た。

真冬が振って飛んできたムチを剣に巻きつけた。

そして真冬に向かって走り出し、真冬の頬目掛けて左手でぶん殴った。


「さっきのお返しだ!!」

「グハッ!!」


バタンと真冬が倒れ込んだ。でもすぐに立ち上がった。

そしてこちらを睨みつけてこう言った。


「思い出したのか…都合よく消えていた記憶が…!」

「は?記憶なん…」

「うおおお!!」


キンっと音を立ててムチを剣で弾いた。

だんだん真冬が感情的になって行く。最初にあった余裕の顔はもうない。

この状況で手を抜いたほうは確実に死ぬ。

初めて大罪人同士の戦いになり、そう確信した凛だった。

今回もありがとうございました。次回もお楽しみに。

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