勘違いの出会い
どうも青です!!
第十八話「勘違いの出会い」
よろしくお願いします!!
「や、やめて!」
今にも殴り合いそうな二人にそう言った彼女には見覚えがあった。
もしかして彼女だったのか?僕を見ていたのは。
「こ、小春!下がってな!私ここまで小春をコケにされて黙ってられない!」
「朔。私が悪かったの。だからもういいの。」
「あなたでしたか、気持ち悪いストーカーは。一体なんなんです?凛を付けてたくせに凛を殴って悪者呼ばわり?何がしたいんですかあなたは。」
「小春を悪く言うな!」
彼女の登場で朔と呼ばれてる子は静まったが宙は逆にヒートアップしていた。
僕は今にも彼女らに噛みつきそうな宙の肩を掴んだ。
「落ち着いて。まず話がしたい。」
「凛、いいのですか?殴られて罵倒されて私…私…」
「ありがとう、宙。でも大丈夫だから。そう言うことだから一対一で話がしたい。」
「はぁ?そんなのいいわけ…」
「はい、お願いします。」
「ちょっ、小春!」
「朔。少しヒートアップしすぎ。話してくるだけだから頭冷やして。」
「分かったよ…あんた小春に何かしたら…殺すぞ」
さっきの殴られた感じがちでやられそうで怖い。
「場所を移そう。あそこの木陰でどうですか?」
僕は中庭にあるベンチスポットを指差して聞いた。
「はい。では行きましょう。」
⚫︎⚫︎⚫︎
「まず、さっきのこと全て私が悪いんです。ごめんなさい。あの子は宮野朔。私は渚小春と申します。あの子は私を守ろうとしてくれただけで…」
「別にいいですよ。それ程君が大切なんだろう。僕は立花凛。彼女は本田宙。」
「あなたも彼女からすごく大切に想ってくださっているみたいですね。」
「ありがたい話ですね。」
「まずあなたを見ていたのは私です。ごめんなさい。」
「見られていた理由を聞いても?」
「えぇ、それが分からないんです。何であなたのことが気になるのか。思い出せないんです。」
「不思議な話ですね。」
どうやらレヴィの言う通り一時的な記憶の混乱時に目を覚ましただけらしい。
彼女は自分の胸に手を当て不思議そうに話す。
「でも、私は何かあなたに感謝したくて…でも何もないのに感謝なんておかしいですよね。だから…その、話しかけるタイミングが分からなくて。」
「感謝…ですか。確かに僕も感謝されるようなことは何も。」
「そう、ですよね。ごめんなさい、何かの勘違いかもしれません。」
「謎が解けたみたいでよかったです。」
「はい、ありがとうございます。りんくん。」
「…!」
この声…どこかで…聞いたことあるようなないような。
「?どうしました?」
「いえ、というか僕達同級生でしょ?敬語やめませんか?それに呼び捨てで構いません。」
「そ、そ?では敬語やめさせてもらうね。私のことは小春でもなんでも。」
「分かった。よろしく、小春。」
そう言い僕らはその場を後にしてさっきの場所へと戻って行った。
第十八話「勘違いの出会い」いかがでしたか!!
次回もお楽しみに!!




