他人
どうも青です!!
十四話「他人」
よろしくお願いします!!
立花くんの鞄から猫が出てきた。
「これは?立花凛くん、正直に」
段々と先生が怖くなってきた。
立花くんもその空気を感じているようで喋りがたじたじになっていた。
「道で…拾って…それで、かわいかったから…」
「かわいいのは分かる、だがそれが入学式をサボった理由かな?」
「そ、そうです。」
「よし、今から鞄を持って職員室に来なさい。みんなは悪いけど自己紹介やっててくれるか?」
「「「「わかりましたー」」」」
「ではそう言うことで」
ガラッとドアを開けて二人は出て行った。
そんなんで怒られるなんて、あんまりもくだらな過ぎです。
今思うとこの時の私は他人を見下し、自分から孤高ぶる。少し面倒ちゃんでした。
周りは自己紹介をしていたけど私は彼が気になっていた。
HRが終わり、下校となった。みんなはグループを作り、これから遊ぼうとかわちゃわちゃしていた。
子供じゃないんですから。
そう思い鞄を取り、席を立つと奈加野くんが話しかけてきた。
「ねね!君もあいつが気になるんでしょ!」
「は、はぁ?そんなことあるわけないじゃないですか」
「そうか?自己紹介やってる時も一人だけ心ここにあらずって感じで、気になってんのかなーって」
「それは興味がないだけです。」
奈加野明にそう放ちすたすたと教室を出て廊下を歩く。
そうすると奈加野くんも付いてくる。
「なぁ、俺も心配なんだよ、一緒に行こうぜ〜、な?」
「はぁ、関係ないじゃないですか。」
「あんた案外冷たい奴なんだな。」
「それはどうでしょう。私は他人との距離を離していたいだけです。」
「他人とのねぇ、そんなに他人が嫌いか?」
「嫌いではありませんが理解はできませんね。あなたみたいな人も。」
「そんなに周り見下してっといつか痛い目見るぞー」
「ご心配なく、私がやりたくてやっているもので。」
私は他人なんて信用しない。だってみんなばかだから。勝手に相手に期待して、裏切られて、失望する。
それだったらいっそ最初から期待なんてしないほうがいい。
早歩きで私は下駄箱に向かった。でも足を止めた。頭に流れ混んできたのは桜の木の下で猫と戯れてる彼、遅れて教室に入ってきた彼だった。
一瞬だ。もやもやしたので一瞬だけ職員室に私は向かった。すると職員室前で立花先生と会った。
「おぉ、本田。立花凛を知らないか?」
「いえ知りませんが。」
「そうか、ありがとうな」
そう言って去って行った。逃げ出したの?ますますばかじゃないの?
そう呆れた私は帰ろうとしていたはずなのに体が急に動いた。気になるものを探しに。
第十四話「他人」いかがでしたか!!
次回もよろしくお願いします!!




