男の子と猫
どうも青です!!
第十三話「男の子と猫」です!
よろしくお願いします!!
私の名前は本田宙。
突然だけど私には好きな人がいます。
⚫︎⚫︎⚫︎
それは入学式の日、私は[楓原高等学校]へ向かうべく自転車で通学していた時だった。
桜が満開で並ぶ並木道。一人の男の子と猫がいた。
「にゃー」
「痛っ!こら、痛いじゃないか。」
「にゃ!」
「おい痛いって言ってるだろ!」
戯れているかと思えば喧嘩をしているみたいだった。
引っ掻かれながらも猫を撫でようと座っている少年。猫背でどこか優柔不断そうなそれに覇気もない。よく見ると同じ制服だった。
時間…やばっ!
時間を携帯で確認したところかなりギリギリだった為、その場を後にし急いで学校へ向かった。
なんとかギリギリ入学式に間に合い、各自自分のクラスに戻った。
そういえば今朝の猫の少年、間に合ったのでしょうか?
ガラッとドアを開け先生が入ってきた。身長は180くらいの長身、歳は大体20半ばから後半くらいで、丸い眼鏡をかけ、じょりじょり髭を生やした人だった。
「おはよう!えぇ、今日から君達の担任の立花です。どうぞよろしく!さっそく自己紹介…っと思ったが凛がおらんな。明何か聞いているか?」
先生は席がドア側で一番後ろの奈加野明くんへと質問した。
ガタッと音を立てて席を立ち、奈加野くんが答えた。三人は知り合いなのだろうか。
「知らないっす!あいつはサボりとかのタイプじゃないと思うんすけどね!」
「そうだよな…あいつはそんなタイプじゃ…って話してたら来たようだな。」
廊下を思いっきりダッシュで走ってくる足音が聞こえる。どうやら本当に来たらしい。
ガラッとドアを開けてハァハァと息を荒く切らした少年が中腰の状態から体を起こした。
あの人って今朝の!
先生は彼に歩み寄って行った。
「おはようございます。先生。」
「うん、おはよう。ちょい待て。」
挨拶をして先生の横を通り過ぎようとする彼の制服の襟部分を掴んで止めた。
「なんで遅刻したんだ?」
「少し用事があって。」
「それは入学式をすっぽかすほどか?」
用事。猫と戯れてることが用事ですか。
私は机に肘をつけ、手に顎を乗せて聞いていた。
不思議な人です。
「分かった。今はいい。ただHR終わったら職員室に来なさい。」
「はい、分かりまし…」
「にゃー」
ん?なんか今猫の声が…?
「おい凛。コホンっ。立花凛くん。何か隠してないかい?」
「い、いや〜?何も隠してません、」
「いいから、鞄を見せなさい。」
先生が立花くんの鞄を取り、中を開けると。
「これは?」
「にゃー」
猫がいた。
第十三話「男の子と猫」いかがでしたか!!
今回は十二話の最後に登場した本田宙についての話です!!
次回も楽しみに!!




